エゾギクトリバ

蝦夷菊鳥羽蛾 (トリバガ科)


林縁で休息する個体
館山市大神宮(県立館山野鳥の森)
エゾギクトリバ (トリバガ科 カマトリバガ亜科)
Platyptilia farfarella  (Zeller ,1867)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地に多い。島嶼では沖縄本島、西表で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、欧州に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節: 知られていないが、秋の個体はやや小型となる傾向がある。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 草原、荒蕪地、路傍、畑地など。
発生: 年2回。7月、9月~10月に見られる。
越冬: 不明。
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで下草にぶら下がって休息している。夕刻から活動をはじめ、多くの花を訪れる。幼虫は茎などに穿孔する。
食性 幼虫: 食植性/キク科ヒメムカシヨモギなど。
成虫: 食植性/花蜜。ヒメジョオン、ヨメナ類など多くの花で吸蜜する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: カマキリ類、 キリギリスなどの捕食性キリギリス類 、トンボ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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