ブドウトリバ

葡萄鳥羽蛾 (トリバガ科)


林縁で休息する個体
千葉市緑区
ブドウトリバ (トリバガ科 カマトリバガ亜科)
Nippoptilia vitis  (Sasaki, 1913)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 市街地を含め、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、台湾、インドシナ半島に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節: 知られていない。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、畑地、果樹園、公園など。
発生: 年2回(?)。6月~9月に見られる。
越冬: 成虫(?)。
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで下草にぶら下がって休息している。夕刻から活動をはじめ、多くの花を訪れる。
食性 幼虫: 食植性/ブドウ科ブドウ類エビヅルノブドウヤマブドウヤブガラシなど。
成虫: 食植性/花蜜。ヒメジョオン、ヨメナ類など多くの花で吸蜜する。
類似種: 同属のコブドウトリバに似るが斑紋が異なり、本種はどちらかというと街中に多い傾向がある。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: カマキリ類、 キリギリスなどの捕食性キリギリス類 、トンボ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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