ナカノホソトリバ

中野細鳥羽蛾 (トリバガ科)


燈火に飛来した個体
千葉市緑区
ナカノホソトリバ (トリバガ科 カマトリバガ亜科)
Fuscoptilia emarginata  (Snellen ,1884)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~低山地に分布する。島嶼では対馬、屋久島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、シベリア南東部、千島に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節: ほぼ同型。色調や斑紋に差はないが、春型は夏型よりはるかに大きい。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、路傍、畑地、公園など。
発生: 年2回。5月~9月に見られる。
越冬: 不明。
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息し、主に夕方~夜間に多くの花を訪れる。幼虫は葉裏で蛹化する。
食性 幼虫: 食植性/マメ科メドハギヤマハギなど。
成虫: 食植性/花蜜。ヒメジョオン、ヨメナ類など多くの花で吸蜜する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。サッポロトリバとも呼ばれる。
天敵 捕獲: カマキリ類、 キリギリスなどの捕食性キリギリス類 、トンボ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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