ハチマガイスカシバ

蜂紛透翅蛾 (スカシバガ科)


林縁で休む個体
2001/8/7 木更津市中尾
ハチマガイスカシバ (スカシバガ科 スカシバガ亜科)
Toleria contaminata  (Butler ,1878)
分布 国内: 北海道、本州、九州。平地~山地まで汎く分布するが、産地はやや局地的。島嶼では記録されていない。
県内: 県南部が中心。市街地を除く低山地~丘陵地帯に棲息する。
国外: 詳細不明。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。♀の顔面は白色で、中央が灰色となる。♂は黒色。
生態 環境: 各種樹林の林縁など。
発生: 年1回。6月~8月中旬に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 昼行性。飛翔は比較的敏速だが、活動はあまり活発でない。
食性 幼虫: 食植性と考えられるが詳細不明。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数は少ない。産地はかなり局地的。フタオビドロバチやミカドトックリバチなどのドロバチ類に擬態しているものと考えられる。形態や色だけでなく、行動や飛ぶときの羽音までもそっくりで、飛んでいるとハチと区別できない。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリスなどの捕食性キリギリス類、トンボ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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