ゴマフボクトウ

胡麻斑木竇蛾 (ボクトウガ科)


燈火に飛来した個体
2006/8/29 千葉市緑区
ゴマフボクトウ 極東亜種 (ボクトウガ科 ゴマフボクトウ亜科)
Zeuzera multistrigata leuconota  Butler ,1881
分布 国内: 北海道、本州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、シベリア南東部、台湾、インド、東南アジアに分布する。台湾、インドシナ~インド産が原名亜種で、本亜種には朝鮮半島、中国大陸、シベリア南東部産を含む。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: ほぼ同型。♂は♀よりはるかに小型。触角は♂が両櫛歯状、♀は葉片状。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。
発生: 年1回。7月~9月に見られる。幼虫期間は2年といわれる。
越冬: 詳細不明。
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。成虫は危険を感じると脚を縮めて死んだふりをする。
食性 幼虫: 食植性/(生木)。ブナ科コナラ属ツツジ科ツツジ類のほか、多くの広葉樹につく。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生: 不明。


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