分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島で記録されている。 |
県内: |
市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
中国大陸、シベリアに分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。斑紋と色調にやや顕著な個体変異がある。 |
季節: |
- |
性差: |
異型。♀は♂よりはるかに大きい。 |
生態 |
環境: |
広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、畑地など。 |
発生: |
年1回。8月~10月に見られる。 |
越冬: |
幼虫? |
行動: |
黄昏性。日中は林縁で植物などに前脚でつかまり、ぶら下がって休息している。主に日没前後から活動をはじめ、♂は特に林縁などを活発に飛び回る。♀は飛びながら産卵する。 |
食性 |
幼虫: |
食植性/幹(生木)。ブナ科のクヌギ、ゴマノハグサ科のキリなどのほか、イネ科のムギ類、トウモロコシなど。 |
成虫: |
不食。羽化後は何も食べない。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種だが個体数はそれほど多くない。サツマコウモリとも呼ばれる。 |
天敵 |
捕獲: |
カマキリ類、 キリギリスなどの捕食性キリギリス類 、トンボ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。 |
寄生: |
不明。 |