コウモリガ

蝙蝠蛾 (コウモリガ科)


林縁で休息する個体
山武郡大網白里町金谷郷
コウモリガ (コウモリガ科)
Endoclita excrescens  (Butler ,1877)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 中国大陸、シベリアに分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。斑紋と色調にやや顕著な個体変異がある。
季節:
性差: 異型。♀は♂よりはるかに大きい。
生態 環境: 広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、畑地など。
発生: 年1回。8月~10月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 黄昏性。日中は林縁で植物などに前脚でつかまり、ぶら下がって休息している。主に日没前後から活動をはじめ、♂は特に林縁などを活発に飛び回る。♀は飛びながら産卵する。
食性 幼虫: 食植性/(生木)。ブナ科クヌギゴマノハグサ科キリなどのほか、イネ科のムギ類、トウモロコシなど。
成虫: 不食。羽化後は何も食べない。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。サツマコウモリとも呼ばれる。
天敵 捕獲: カマキリ類、 キリギリスなどの捕食性キリギリス類 、トンボ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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