キイロマイコガ

黄色舞妓蛾 (マルハキバガ科)


燈火に飛来した個体
2005/8/28 千葉市緑区
キイロマイコガ (マルハキバガ科 ニセマイコガ亜科)
Stathmopoda auriferella  (Walker, 1864)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島、久米島、伊江島、宮古、石垣、西表で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸(華南)、フィリピン、インドシナ、マレー、ジャワ~豪州、インド、セイロン、中東、セイシェル、コモロ、マダガスカル~アフリカなど旧世界の熱帯~亜熱帯地域に汎く分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。斑紋に若干の個体変異がある。
季節: 知られていない。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、果樹園、公園、人家の庭など。
発生: 多化性と考えられるが詳細不明。6月~9月まで見られる。
越冬: 夜行性。燈火に飛来することも多い、日中は林縁などで休息している。
行動: 不明。
食性 幼虫: 食植性/果実バラ科モモリンゴブドウ科ブドウ類など。他の種類の幼虫が食した痕跡を食べるため、厳密には害虫ではないらしい。
成虫: 詳細不明。
類似種: クロエリメンコガなどに似るが、斑紋が異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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