イモキバガ

芋牙蛾 (キバガ科)


林縁で静止する個体
2006/5/3 千葉市緑区
イモキバガ (キバガ科 亜科名未決定)
Helcystogramma trianulella  (Herrich-Schäffer ,1854)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島、伊江島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸、インド、欧州に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節: 知られていない。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 畑地、草原、路傍、荒蕪地など。
発生: 多化性。4月~11月に見られる。詳細な発生回数は不明。
越冬: 不明。
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は草むらなどで休息している。幼虫は食草の葉を二つ折りに閉じた巣をつくり、その中に潜む。葉脈と薄皮一枚を残して葉肉を食べるが、巣には開口部がないので糞を中に溜め込んでいる。
食性 幼虫: 食植性/ヒルガオ科サツマイモヒルガオ、ハマヒルガオ。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。サツマイモの害虫として有名。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類、造網性クモ類など。
寄生: 不明。


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