ヨツスジヒメシンクイ

四条姫芯食蛾 (ハマキガ科)


林縁で休息する個体
2004/7/20 千葉市緑区
ヨツスジヒメシンクイ (ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科 シンクイヒメハマキ族)
Grapholita delineana  (Walker ,1863)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 現在のところ日本特産種。国外では記録されていない。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。交尾器の精査が必要となる。
生態 環境: 各種樹林の林縁、草原、荒蕪地など、食草の繁茂する明るい環境を好む。
発生: 年1回?。6月~9月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 昼行性。飛翔は緩やかだが活動は活発。日中食草群落上などを盛んに飛翔し、葉上などで頭を基点としてくるくると円を描くように機敏に歩き回る。体の後半部を持ち上げる姿勢で静止することが多い。
食性 幼虫: 食植性/クワ科カラハナソウ属カナムグラ、カラハナソウ、ホップのほか、アサ科のアサなど。
成虫: 不明。
類似種: ヤブマメヒメシンクイ、ヨツメヒメハマキに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 北海道などではホップの害虫として有名。普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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