モッコクヒメハマキ

木斛姫葉巻蛾 (ハマキガ科)


燈火に飛来した個体
2005/7/18 千葉市緑区
モッコクヒメハマキ (ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科 スソモンヒメハマキ族)
Eucoenogenes ancyrota  (Meyrick ,1907)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~低山地を中心に山地まで汎く分布する。島嶼では伊豆諸島、対馬、屋久島、石垣で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: インドに分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 常緑広葉樹林とその林縁、公園、社寺境内、人家の庭など。
発生: 年1回。6月~8月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。幼虫は食樹の葉を数枚綴って巣を作り、その中に潜む。蛹化もその中で行う。
食性 幼虫: 食植性/ツバキ科モッコク
成虫:
類似種: 写真だけで見るとヤガ科ヨトウガ亜科のキバラモクメキリガに似るが、実物では本種のほうがはるかに小さく、出現時期も異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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