ヒロオビヒメハマキ

広帯姫葉巻蛾 (ハマキガ科)


燈火に飛来した個体
2006/6/10 千葉市緑区
ヒロオビヒメハマキ (ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科)
Epinotia bicolor  (Walsingham ,1900)
分布 国内: 本州(宮城以南)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では伊豆諸島(三宅)対馬、屋久島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: ロシア沿海州(アムール)、中国大陸、台湾、アッサムに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節: 知られていない。
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁。
発生: 年2回。5月~7月、9月~10月に見られる。
越冬: 詳細不明。
行動: 昼行性。夜間燈火に飛来することもある。日中は林縁などで休息している。幼虫は食樹の新芽に食い入る。
食性 幼虫: 食植性/ブナ科コナラ属クヌギコナラアラカシウバメガシなど。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。ヒロオビハマキとも呼ばれる。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


ニレコヒメハマキ

楡小姫葉巻蛾 (ハマキガ科)


林縁で休む個体
2005/7/13 千葉市緑区
ニレコヒメハマキ (ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科 スソモンヒメハマキ族)
Epinotia ulmicola Kuznetzov ,1966
分布 国内: 北海道、本州、四国。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: ロシア沿海州(ウスリー・アムール)、千島に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。交尾器の精査が必要となる。
生態 環境: 広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。
発生: 年1回。6月~7月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 昼行性。活動はあまり活発でない。燈火に飛来することも多い。幼虫は食樹の葉を2枚~3枚綴って巣を作り、その中に潜む。
食性 幼虫: 食植性/ニレ科ケヤキ、ハルニレ、オヒョウなど。県内ではほとんどの場合ケヤキが利用されている。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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