ヨモギネムシガ

蓬根虫蛾 (ハマキガ科)


燈火に飛来した個体
ヨモギネムシガ (ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科 スソモンヒメハマキ族)
Epiblema foenella  (Linnaeus ,1758)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では伊豆諸島、対馬、屋久島、沖縄本島で記録されている。
県内: 市街地を含め、汎く全域に生息する。
国外: 広域分布種。中国大陸~欧州。旧北区北部に汎く分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。斑紋に顕著な個体変異が知られる。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。交尾器の精査が必要となる。
生態 環境: 各種樹林の林縁、草原、畑地、公園、荒蕪地、河川敷など比較的開けた環境を好む。
発生: 年2回。6月~10月に見られる。
越冬: 幼虫
行動: 夜行性。日中は薄暗い林内などで休息しているが、人の気配を感じると盛んに飛び回る。燈火に飛来することも多い。幼虫は食草の茎の下部~根に穿孔する。
食性 幼虫: 食植性/キク科ヨモギ類
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。フタツメヒメハマキとも呼ばれる。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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