カタシロムラサキヒメハマキ

肩白紫姫葉巻蛾 (ハマキガ科)


林縁で休息する個体
2004/6/19 匝瑳郡光町
カタシロムラサキヒメハマキ (ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科 ヒメハマキガ族)
Hedya iophaea  (Meyrick ,1912)
分布 国内: 本州 、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では伊豆諸島、小笠原、対馬、屋久島、奄美大島などで記録されている。
県内: 一部の市街地を除き汎く全域に棲息するものと考えられるが、詳細不明。
国外: 台湾、ジャワ、ボルネオ、セイロンに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。交尾器を精査する必要がある。
生態 環境: 照葉樹林とその林縁、社寺境内、公園、人家の生垣など。
発生: 年1回?。5月~10月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。日中は林縁などで休息している。夜間燈火に飛来することもある。幼虫は食樹の葉を数枚束ねて巣を作り、その中に潜む。
食性 幼虫: 食植性/ツバキ科ヒサカキなど。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数は比較的多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


バラギンオビヒメハマキ

薔薇銀帯姫葉巻蛾 (ハマキガ科)


林縁で休息する個体
2004/6/19 匝瑳郡光町
バラギンオビヒメハマキ (ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科 ヒメハマキガ族)
Hedya walsinghami  Oku ,1974
分布 国内: 北海道、本州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 一部の市街地を除き汎く全域に棲息するものと考えられるが、詳細不明。
国外: 中国大陸(東部)に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。交尾器を精査する必要がある。
生態 環境: 各種樹林の林縁、人家の庭、公園など。
発生: 年1回。6月~7月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。日中は林縁などで休息している。夜間燈火に飛来することもある。幼虫は食樹の葉を数枚束ねて巣を作り、その中に潜む。
食性 幼虫: 食植性/バラ科バラ属ノイバラツルバラなどのほか、園芸品種にもつく。
成虫: 不明。
類似種: ハマキガ亜科のクシヒゲムラサキハマキ(Terricula violetana (Kawabe))に酷似するが、斑紋が若干異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数は少ない。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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