ヘリオビヒメハマキ

縁帯姫葉巻蛾 (ハマキガ科)


燈火に飛来した個体
ヘリオビヒメハマキ (ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科 ヒメハマキガ族)
Cryptaspasma doubledayana  (Walsingham ,1900)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 日本特産種
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節: 知られていない。
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園など。
発生: 年1回。8月~10月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/?。ブナ科コナラ属コナラミズナラなど。
成虫: 不明。
類似種: クロサンカクモンヒメハマキに似るが、発生時期が異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。フチオビハマキ、ヘリオビハマキとも呼ばれる。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


クロサンカクモンヒメハマキ

黒三角紋姫葉巻蛾 (ハマキガ科)


林内で休息する個体
2003/4/29 千葉市緑区(昭和の森)
クロサンカクモンヒメハマキ (ハマキガ科 ヒメハマキガ亜科 ヒメハマキガ族)
Cryptaspasma trigonanus  (Walsingham ,1900)
分布 国内: 本州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: ロシア沿海州(アムール、ウスリー)に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。斑紋に若干の個体変異がある。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。交尾器を精査する必要がある。
生態 環境: 広葉樹を中心とする各種樹林の林縁、公園など。
発生: 年1回。4月~6月中旬に見られる。
越冬: 幼虫
行動: 夜行性。燈火に飛来することもある。日中は薄暗い林縁などで休息しているが、午前中を中心に林縁の陽だまりなどの地上付近で日光浴することもある。幼虫は食樹の果実(堅果)に穿孔して、その内部に潜む。
食性 幼虫: 食植性/果実ブナ科コナラ属コナラ、ミズナラなど。
成虫: 不明。
類似種: サンカクモンヒメハマキに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数は比較的多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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