セウスイロハマキ

背薄色葉巻蛾 (ハマキガ科)


林縁で休む個体
2005/7/18 千葉市緑区
セウスイロハマキ (ハマキガ科 ハマキガ亜科 ハマキガ族)
Acleris enitescens  (Meyrick ,1912)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~低山地が分布の中心。島嶼では伊豆諸島、小笠原、対馬、屋久島、奄美大島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸(華中・華南)~アッサムに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節: 知られていない。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁。
発生: 年3回程度。5月~10月に見られる。
越冬: ?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。幼虫は食草の葉を綴り、その中に潜む。
食性 幼虫: 食植性/バラ科モミジイチゴクマイチゴクサイチゴなどのキイチゴ類が主。ほかにマメ科のハギが知られる。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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