ウラジロキノメイガ

裏白黄野螟蛾 (ツトガ科)


燈火に飛来した個体
2005/8/18 千葉市緑区
ウラジロキノメイガ (ツトガ科 ノメイガ亜科)
Uresiphita gracilis  (Butler ,1879)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では奄美大島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、シベリア南東部、台湾に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: ほぼ同型。触角は♂♀共に微毛状だが、♂は枝がやや長く、♀は非常に短い。
生態 環境: 各種樹林とその林縁。
発生: 年1回。6月下旬~9月上旬に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性と考えられるが詳細不明。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種ではあるが、個体数は少ない。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


モンシロルリノメイガ

紋白瑠璃野螟蛾 (ツトガ科)


燈火に来た個体
2005/7/9 夷隅郡大多喜町久我原
モンシロルリノメイガ (ツトガ科 ノメイガ亜科)
Uresiphita tricolor  (Butler ,1879)
分布 国内: 本州(東北地方北部以南)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節: 比較的明瞭。斑紋などに差はないが、第1化は第2化より明らかに大型。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁。
発生: 年2回。6月~7月上旬、8月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は薄暗い林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/ユキノシタ科ウツギが知られる。
成虫: 不明。
類似種: モンキクロのノメイガ、オオモンシロルリノメイガに似るが、斑紋が若干異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。



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