クロモンキノメイガ

黒紋黄野螟蛾 (ツトガ科)


燈火に飛来した個体
2007/6/16 安房郡天津小湊町四方木(東大演習林)
クロモンキノメイガ (ツトガ科 ノメイガ亜科)
Udea testacea  (Butler ,1879)
分布 国内: 本州(宮城以南),四国,九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡,対馬,屋久島、奄美大島,沖縄本島,久場島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き,汎く全域に棲息する。
国外: 詳細不明。
変異 形態: 地理的変異は知られていないが,色調に若干の個体変異がある。
季節: 知られていない。
性差: ほぼ同型。触角は♂が微毛状,♀は糸状だが区別は困難。
生態 環境: 畑地,草原,路傍,公園,水田周辺,荒蕪地など。
発生: 年2回?。5月~6月,8月~11月に見られる。
越冬: 不明。
行動: 主に夜行性。燈火に飛来することも多い。活動は比較的活発で,夜間に多くの花を訪れる。
食性 幼虫: 食植性/広食性。アブラナ科のダイコン,セリ科のパセリ,セロリ,マメ科のダイズ,インゲン,アズキ,ササゲ,スミレ科のアオイスミレ,アリアケスミレ,キク科のマリーゴールドなど。
成虫: 食植性/花蜜。多くの花で吸蜜する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類,造網性クモ類など。
寄生: 不明。


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