クロスジノメイガ

黒条野螟蛾 (ツトガ科)


葉裏に隠れる個体
2005/5/29 千葉市緑区
クロスジノメイガ 原名亜種 (ツトガ科 ノメイガ亜科)
Tyspanodes striatus striatus  (Butler ,1879)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、種子島、屋久島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布する。中国大陸産は別亜種とされる。
変異 形態: 国内での地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節: 知られていない。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、公園など。
発生: 年2回。5月~6月、7月下旬~9月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 昼行性。活動はあまり活発でなく、林縁の葉裏で静止していることが多い。危険を察するとすばやく飛び去り、付近の葉裏に隠れる習性がある。燈火に飛来することもある。
食性 幼虫: 食植性/キブシ(キブシ科)、ヤマボウシ(ミズキ科)、ミツバウツギ(ミツバウツギ科)が知られる。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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