ヒメシロノメイガ

姫白野螟蛾　(ツトガ科)


	燈火に来た個体
	2005/7/9 夷隅郡大多喜町久我原

ヒメシロノメイガ　(ツトガ科ノメイガ亜科)

Palpita inusitata (Butler ,1879)

分布	国内：	本州(関東以西)､四国､九州｡平地～山地まで汎く分布する｡島嶼では小笠原､対馬､屋久島で記録されている｡
	県内：	一部の市街地を除き､汎く全域に棲息する｡
	国外：	詳細不明｡
変異	形態：	地理的変異は知られていない｡斑紋に若干の個体変異がある｡
	季節：	知られていない｡
	性差：	同型｡外見での区別は困難｡
生態	環境：	各種樹林とその林縁､公園､社寺境内､郊外の人家周辺など食樹の生育する環境｡
	発生：	年３回｡５月､６月下旬～７月､８月中旬～９月に見られる｡
	越冬：	幼虫?
	行動：	夜行性｡燈火に飛来することも多い｡日中は薄暗い林縁などで休息している｡
食性	幼虫：	食植性/葉｡モクセイ科のイボタノキ､ネズミモチなど｡
食性	成虫：	不明｡
類似種：		同属のオオモンヒメシロノメイガに似るが､県内には分布しない｡またこれも同属のマエアカスカシノメイガに似るが､斑紋が若干異なり､本種のほうが一般に小型｡
保　護：		指定されていない｡
その他：		普通種｡個体数も多い｡
天敵	捕獲：	オオカマキリ､チョウセンカマキリ､ハラビロカマキリなどのカマキリ類､ヤブキリ､コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか､造網性クモ類など｡幼虫はジガバチなどのアナバチ類､スズメバチ類のほか､クチブトカメムシ類､サシガメ類など｡
天敵	寄生：	不明｡

ノメイガ亜科

マエアカスカシノメイガ

前赤透野螟蛾　(ツトガ科)


	燈火に来た♀
	2005/4/16 千葉市緑区

マエアカスカシノメイガ　(ツトガ科ノメイガ亜科)

Palpita nigropunctalis (Bremer ,1864)

分布	国内：	北海道､本州､四国､九州｡平地～山地まで汎く分布する｡島嶼では小笠原､対馬､屋久島､沖縄本島､久米島で記録されている｡
	県内：	市街地を含め､汎く全域に棲息する｡
	国外：	朝鮮半島､シベリア南東部､樺太に分布する｡
変異	形態：	地理的変異は知られていない｡個体変異も軽微｡
	季節：	知られていない｡
	性差：	ほぼ同型｡♂の腹端には黒色の毛束があるが､♀はこれを欠く｡
生態	環境：	各種樹林とその林縁､公園､社寺境内､人家周辺など食樹の生育する環境｡
	発生：	多化性｡発生回数は不明｡４月～11月中旬まで見られる｡南西諸島では通年発生している｡
	越冬：	幼虫?
	行動：	夜行性｡燈火に飛来することも多い｡日中は薄暗い林縁などで休息している｡
食性	幼虫：	食植性/葉･花｡モクセイ科のイボタノキ､ネズミモチ､キンモクセイ､ヒイラギ､オリーブなど｡
食性	成虫：	不明だが､飼育していると霧吹きの水滴からよく吸汁する｡
類似種：		同属のオオモンヒメシロノメイガに似るが､県内には分布しない｡またこれも同属のヒメシロノメイガに似るが､斑紋が若干異なる｡
保　護：		指定されていない｡
その他：		普通種｡個体数も多い｡
天敵	捕獲：	オオカマキリ､チョウセンカマキリ､ハラビロカマキリなどのカマキリ類､ヤブキリ､コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか､造網性クモ類など｡幼虫はジガバチなどのアナバチ類､スズメバチ類のほか､クチブトカメムシ類､サシガメ類など｡
天敵	寄生：	不明｡

ノメイガ亜科

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