キアヤヒメノメイガ

黄綾姫野螟蛾 (ツトガ科)


林縁で休む♂
2004/7/4 館山市大神宮(県立館山野鳥の森)
キアヤヒメノメイガ (ツトガ科 ノメイガ亜科)
Diasemia accalis  (Walker ,1859)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では小笠原、対馬、種子島、屋久島、奄美大島、沖縄本島、西表で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸、インドシナ、マレー、インド、太平洋諸島に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節: 知られていない。
性差: ほぼ同型。♂の触角は繊毛状、♀は糸状。
生態 環境: 各種樹林の林縁、草原、荒蕪地、畑地、水田周辺など。比較的明るい環境を好む。
発生: 年2回。4月中旬~6月上旬、7月~9月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。緩やかに飛翔し、多くの花で吸蜜する。夜間燈火に飛来することも多い。
食性 幼虫: 食植性と考えられるが詳細不明。
成虫: 食植性/花蜜。ヒメジョオン、オカトラノオなど、主に草本の花で吸蜜する。
類似種: 同属のシロアヤヒメノメイガに似るが、本種は前翅外横線の外側に白色斑紋がある。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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