ベニフキノメイガ

紅斑黄野螟蛾 (ツトガ科)


ヨメナ類で吸蜜する個体
2002/7/6 千葉市緑区
ベニフキノメイガ (ツトガ科 ノメイガ亜科)
Pyrausta panopealis  (Walker ,1859)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~低山地に汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸、東南アジア~豪州、南米に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。斑紋に比較的顕著な個体変異がある。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林の林縁、草原、公園など。やや開けた環境を好む。
発生: 年2回。、6月~7月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 昼行性。夜間燈火に集まることもある。飛翔は緩やかだが活動は活発。多くの花に集まる。
食性 幼虫: 食植性/シソ科シソエゴマのほか、ミントなど各種のハーブ類。
成虫: 食植性/花蜜。多くの花に集まるが、ヒメジョオンなど草原性の草本の花を好む。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


トモンノメイガ

十紋野螟蛾 (ツトガ科)


燈火に飛来した個体
2006/7/18 千葉市緑区
トモンノメイガ (ツトガ科 ノメイガ亜科)
Pyrausta limbata  (Butler ,1879)
分布 国内: 北海道,本州,四国,九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き,汎く全域に棲息する。
国外: 中国大陸,シベリアに分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていないが,色調に若干の個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。触角は♂♀共に微毛状だが,♂の枝はやや長い。野外での識別は困難。
生態 環境: 畑地,草原,路傍,荒蕪地など。
発生: 年1回。6月~8月に見られる。
越冬: 不明。
行動: 主に夜行性。燈火に飛来することも多い。活動は比較的活発で,日中及び夜間に多くの花を訪れる。
食性 幼虫: 食植性と考えられるが詳細不明。
成虫: 食植性/花蜜。多くの花で吸蜜する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で,個体数も多い。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類,造網性クモ類など。
寄生: 不明。


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