フタグロマダラメイガ

双黒斑螟蛾 (メイガ科)


燈火に来た個体
2005/7/8 市原市大久保
フタグロマダラメイガ (メイガ科 マダラメイガ亜科 マダラメイガ族)
Trachycera dichromella  (Ragonot ,1893)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では屋久島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 詳細不明。現在のところは知られていない。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。斑紋に若干の個体変異がある。
季節: 知られていない。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁。
発生: 発生回数は不明だが、5月~7月に見られる。
越冬: 詳細不明。
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/ニシキギ科ツルウメモドキ
成虫: 不明。
類似種: 同属のコフタグロマダラメイガ、オオフタグロマダラメイガに酷似する。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


コフタグロマダラメイガ

小双黒斑螟蛾 (メイガ科)


燈火に飛来した個体
2005/7/9 夷隅郡大多喜町久我原
コフタグロマダラメイガ (メイガ科 マダラメイガ亜科 マダラメイガ族)
Trachycera pseudodichromella  (Yamanaka ,1980)
分布 国内: 本州(関東-北陸以西)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では屋久島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島(北部)、ロシア沿海州(ウスリー・アムール)に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁。
発生: 年1回?。8月~9月に見られる。
越冬: 詳細不明。
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。
食性 幼虫: 食植性/ニシキギ科ツルウメモドキが知られる。
成虫: 不明。
類似種: 同属のフタグロマダラメイガ、オオフタグロマダラメイガに酷似する。本種は前翅の内横線が太めで、半円形に近い滑らかな弧を描く。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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