マエキオエダシャク

前黄尾枝尺蛾 (シャクガ科)


燈火に飛来した個体
2006/6/13 千葉市緑区
マエキオエダシャク (シャクガ科 エダシャク亜科)
Plesiomorpha flaviceps  (Butler ,1881)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~低山地を中心に、山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、種子島、屋久島、奄美大島、沖永良部、沖縄本島、石垣、西表で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸(華南)~インドに分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節: 知られていない。
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。
発生: 年2回。4月、6月~8月上旬に見られる。
越冬: ?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/モチノキ科イヌツゲソヨゴアオハダミヤマウメモドキクロガネモチのほか、ニレ科のケヤキが知られる。
成虫: 不明。
類似種: モンオビエダシャクに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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