分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島で記録されている。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
中国大陸西部に別亜種が分布する。本亜種は日本固有。 |
変異 |
形態: |
九州、屋久島産は別亜種(ssp. yakushimensis Sato, 1990)とされる。斑紋と色調に若干の個体変異がある。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。触角は♂が両櫛歯状、♀は糸状。 |
生態 |
環境: |
各種樹林とその林縁、公園、郊外の人家の庭など。 |
発生: |
年1回。6月~7月に見られる。 |
越冬: |
幼虫(齢数不明)。 |
行動: |
夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は薄暗い林内などの下草葉裏で休息している。 |
食性 |
幼虫: |
食植性/葉。モチノキ科のイヌツゲ、アオハダ、ソヨゴ、スイカズラ科ツクバネウツギ属のツクバネウツギ、ハナツクバネウツギ(アベリア)、ウゴツクバネウツギ。 |
成虫: |
不明。 |
類似種: |
クロハグルマエダシャクに似るが、斑紋が異なる。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種。個体数も多い。 |
天敵 |
捕獲: |
オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。 |
寄生: |
不明。 |