フタヤマエダシャク

二山枝尺蛾 (シャクガ科)


ガードレールにとまる♂
2005/5/26 千葉市緑区
フタヤマエダシャク 原名亜種 (シャクガ科 エダシャク亜科)
Rikiosatoa grisea grisea  (Butler ,1878)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸に分布する。本亜種は日本産のほか、朝鮮半島産を含む。
変異 形態: 国内での地理的変異は知られていない。前翅中央及び後翅外横線より内側が広く白色の変異型があり、その中間型も知られる。
季節: 知られていない。
性差: ほぼ同型。触角は♂が櫛歯状、♀は糸状。
生態 環境: 海岸の防砂林、防風林、植林地など食樹を含む各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。
発生: 年2回。5月~7月、9月に見られる。
越冬: 幼虫(齢数不明)。
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/マツ科マツ属アカマツクロマツ
成虫: 不明。
類似種: ナカウスエダシャクに似るが、やや大型で、斑紋が若干異なる。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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