ウチムラサキヒメエダシャク

内紫姫枝尺蛾 (シャクガ科)


燈火に飛来した♀
2007/6/4 佐倉市城内町(佐倉城址公園)
ウチムラサキヒメエダシャク (シャクガ科 エダシャク亜科)
Ninodes splendes  (Butler ,1878)
分布 国内: 北海道,本州,四国,九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 市街地を除く北総台地~房総丘陵地域に汎く棲息する。
国外: 朝鮮半島,台湾に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていないが,色調に若干の個体変異がある。
季節: 明瞭。一般に夏型は春型より小型で,色調は暗色となる傾向がある。
性差: 異型。色調や斑紋に差はないが,♂前翅基部には刻孔がある。触角は♂が微毛状,♀は糸状。
生態 環境: 各種樹林とその林縁,社寺境内,公園など。
発生: 年2回。5月~6月中旬,7月下旬~8月に見られる。
越冬: ?
行動: 主に夜行性。燈火に飛来することも多い。活動は比較的活発で,夜間に多くの花を訪れる。
食性 幼虫: 食植性/ニレ科エノキ
成虫: 食植性/花蜜。多くの花で吸蜜する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で,個体数も多い。キイロウチムラサキエダシャクとも呼ばれる。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類,造網性クモ類など。
寄生: 不明。


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