トビモンオオエダシャク

鳶紋大枝尺蛾 (シャクガ科)


燈火に飛来した♂
2007/4/12 千葉市緑区
トビモンオオエダシャク 原名亜種 (シャクガ科 エダシャク亜科)
Biston robustus robustus  Butler ,1879
分布 国内: 北海道,本州,四国,九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では佐渡,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄本島に分布する。
県内: 一部の市街地を除く北総台地~房総丘陵地域に汎く棲息する。
国外: 朝鮮半島,中国大陸(東部~東北部)に分布する。本亜種は朝鮮半島・中国大陸(東北部)産を含む。
変異 形態: 奄美大島・沖縄本島産は別亜種(ssp. ryukyuense Inoue, 1964)とされる。色調と斑紋に比較的顕著な個体変異がある。
季節:
性差: 異型。一般に♀は♂より大型で,翅の色調が灰色がかっている。また,触角は♂が両櫛歯状,♀は糸状。
生態 環境: 広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁,公園など。
発生: 年1回。3月下旬~4月に見られる。
越冬:
行動: 主に夜行性。燈火に飛来することも多い。活動は比較的活発で,夜間に多くの花を訪れる。
食性 幼虫: 食植性/葉。広食性。ブナ科,ニレ科,バラ科,マメ科,ニシキギ科,カエデ科,ツバキ科,ミズキ科,モクセイ科,スイカズラ科など多くの樹木につく。
成虫: 詳細不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で,個体数も多い。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類,造網性クモ類など。
寄生: 不明。


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