ウンモンオオシロヒメシャク

雲紋大白姫尺蛾 (シャクガ科)


燈火に飛来した個体
2006/ 千葉市緑区
ウンモンオオシロヒメシャク 日本亜種 (シャクガ科 ヒメシャク亜科)
Somatina indicataria morata  Prout ,1938
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸(東北部)、シベリア南東部に分布し、この地域のものが原名亜種。本亜種は日本固有。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節: 不明瞭。春型(第1化)は夏型(第2化)より大型。
性差: ほぼ同型。触角は♂が繊毛状、♀は微毛状。後脚脛節の距は♀が2対、♂は退化している。
生態 環境: 各種樹林とその林縁。
発生: 年2回。5月~7月中旬、8月下旬~9月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/スイカズラ科スイカズラ、オオバヒョウタンボクなど。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類などのほか、徘徊性クモ類など。
寄生: 不明。


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