ヒロバツバメアオシャク

広羽燕青尺蛾 (シャクガ科)


燈火に飛来した個体
2006/7/8 市原市石塚(大福山自然林)
ヒロバツバメアオシャク (シャクガ科 アオシャク亜科)
Maxates illiturata  (Walker ,1863)
分布 国内: 本州(東北地方北部以南)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 市街地を含め、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。色調と大きさに比較的顕著な個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。触角は♂が櫛歯状、♀は糸状。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、草原、公園など。開けた環境を好む。
発生: 年1回。6月~7月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は薄暗い林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/バラ科サクラ類モモなど。
成虫: 不明。
類似種: ツバメアオシャクに似るが、後翅の尾状突起が長い。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類などのほか、徘徊性クモ類など。
寄生: 不明。


ツバメアオシャク

燕青尺蛾 (シャクガ科)


林縁で休む♀
2005/6/27 千葉市緑区
ツバメアオシャク (シャクガ科 アオシャク亜科)
Maxates ambigua  (Butler ,1878)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。色調に個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。触角形状が異なり、♂は櫛歯状、♀は糸状。
生態 環境: 各種樹林とその林縁。
発生: 年1回。6月~7月に見られる。
越冬: 幼虫
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は薄暗い林内などで休息している。
食性 幼虫: 食植性と考えられるが食樹は不明。
成虫: 不明。
類似種: 本属各種は互いによく似ている。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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