キバラヒメアオシャク

黄腹姫青尺蛾 (シャクガ科)


燈火に飛来した個体
2006/5/12 千葉市緑区
キバラヒメアオシャク (シャクガ科 アオシャク亜科)
Hemithea aestivaria  (Hübner ,1799)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸~欧州まで汎く分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節: 知られていない。
性差: ほぼ同型。触角は♂が鋸歯状で繊毛状、♀は糸状。♂後脚脛節が長く、距を1対だが、♀は2対。
生態 環境: 各種樹林の林縁、草原、公園など。
発生: 年2回。6月~7月上旬、8月下旬~9月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は薄暗い林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/広食性。ヤナギ科、クルミ科、カバノキ科、クワ科、ブナ科、バラ科、ミカン科、ツバキ科などの広葉樹、およびマツ科などの針葉樹。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類などのほか、徘徊性クモ類など。
寄生: 不明。


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