ホソバハラアカアオシャク

細羽腹赤青尺蛾 (シャクガ科)


燈火に飛来した個体
2006/6/12 千葉市緑区
ホソバハラアカアオシャク (シャクガ科 アオシャク亜科)
Chlorissa anadema  (Prout ,1930)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸(東北部)、シベリア南東部に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節: やや不明瞭。一般に第1化はそれ以降より大型。
性差: ほぼ同型。触角は♂が両櫛歯状、♀は糸状。
生態 環境: 各種樹林の林縁、草原、公園など。やや開けた環境を好む。
発生: 年2回。5月~6月、8月~9月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は薄暗い林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/ブナ科クリクワ科ヒメコウゾバラ科サクラ類各種モモマメ科ヤマハギなどが知られる。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種で個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類などのほか、徘徊性クモ類など。
寄生: 不明。


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