ベニシタヒトリ

紅下燈取蛾 (ヒトリガ科)


燈火に飛来した個体
2007/6/16 安房郡天津小湊町清澄(東大千葉演習林)
ベニシタヒトリ (ヒトリガ科 ヒトリガ亜科)
Rhyparioides nebulosus  Butler ,1887
分布 国内: 北海道,本州,九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼での記録はない。
県内: 市街地を除き,北総台地~房総丘陵地域に棲息する。
国外: シベリアに分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。斑紋に若干の個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁,畑地,水田周辺,公園など。
発生: 年2回。6月,8月~9月中旬に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/オオバコ科オオバコキク科タンポポ類
成虫: 不食。成虫は口吻が退化しており,何も食べない。
類似種: 本属各種は互いによく似ている。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが,個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類,造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類,スズメバチ類のほか,クチブトカメムシ類,サシガメ類などのほか,徘徊性クモ類など。
寄生: 不明。


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