アカテンクチバ

赤点朽羽 (ヤガ科)


燈火に飛来した個体
2005/7/9 夷隅郡大多喜町久我原
アカテンクチバ (ヤガ科 シタバガ亜科)
Erygia pertendens  Guenée ,1852
分布 国内: 本州(東北地方北部以南)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、屋久島、沖縄本島で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 台湾、中国大陸(華中・華南)、インドシナ、インド、マレー半島、フィリピンなど東南アジア全域に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。色調と斑紋に若干の個体変異がある。
季節: 知られていない。
性差: ほぼ同型。♂触角は僅かに葉片状、♀は糸状。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、草原、荒蕪地など。
発生: 年2回。4月~6月上旬、7月~9月上旬に見られる。
越冬: 幼虫と考えられるが詳細不明。
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林内などで休息している。
食性 幼虫: 食植性/マメ科フジクズが知られる。
成虫: 食植性/樹液
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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