分布 |
国内: |
本州(関東南部以西)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬、石垣、西表で記録されている。 |
県内: |
市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
現在のところ日本特産種。国外での記録はない。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていないが、斑紋に若干の個体変異がある。 |
季節: |
知られていない。 |
性差: |
ほぼ同型。♂の触角は繊毛状、♀は糸状。 |
生態 |
環境: |
各種樹林とその林縁。 |
発生: |
年2回。5月~7月上旬、8月中旬~10月上旬に見られる。 |
越冬: |
幼虫と考えられるが不明。 |
行動: |
夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は薄暗い林内などで休息している。日没後に活動を開始し、広葉樹の樹液によく集まる。 |
食性 |
幼虫: |
食植性と考えられるが詳細不明。 |
成虫: |
食植性/樹液。クヌギ、コナラ、ヤナギ類などの広葉樹で吸汁する。 |
類似種: |
一見するとエダシャクの類にみえる。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種。個体数も多い。オオトウクチバとも呼ばれる。 |
天敵 |
捕獲: |
オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。 |
寄生: |
不明。 |