分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では八丈、対馬、屋久島、沖縄本島、西表で記録されている。 |
県内: |
市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、中国大陸、ロシア沿海州(ウスリー・アムール)、台湾、インドに分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。前翅の斑紋に若干の個体変異がある。 |
季節: |
知られていない。 |
性差: |
異型。色調や斑紋に差はないが翅形が異なり、♂は前翅翅前縁基半部がふくらむ。また♂後翅内縁には顕著な長毛束を装う。 |
生態 |
環境: |
広葉樹を中心とする各種樹林、里山など。 |
発生: |
年2回。4月下旬~6月上旬、7月中旬~9月に見られる。 |
越冬: |
卵? |
行動: |
夜行性。燈火に飛来することはあまり多くない。日中は薄暗い林内などで休息している。日没後に活動を開始、活発に飛翔し、広葉樹の樹液によく集まる。 |
食性 |
幼虫: |
食植性/葉。ブナ科のコナラ、クヌギ、クリ、クルミ科のオニグルミ、サワグルミなど。 |
成虫: |
食植性/樹液。クヌギ、コナラ、ヤナギ類などの広葉樹で吸汁する。 |
類似種: |
- |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種だが、多産することはあまりない。 |
天敵 |
捕獲: |
オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。 |
寄生: |
不明。 |