シロスジシマコヤガ

白条縞小夜蛾 (ヤガ科)


燈火に飛来した個体
2005/9/19 千葉市緑区
シロスジシマコヤガ (ヤガ科 コヤガ亜科)
Corgatha dictaria  (Walker ,1861)
分布 国内: 本州(関東地方以西)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 中国大陸(華中~華南)に分布する。標式産地は中国の上海。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。個体変異も軽微。
季節:
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。
発生: 年1回。9月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食菌性地衣類各種。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


カバイロシマコヤガ

樺色縞小夜蛾 (ヤガ科)


燈火に飛来した個体
2007/6/17 安房郡天津小湊町清澄(東大千葉演習林)
カバイロシマコヤガ (ヤガ科 コヤガ亜科)
Corgatha argillacea  (Butler ,1879)
分布 国内: 本州,四国,九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 市街地を除き,汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。色調に若干の個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 広葉樹を中心とする各種樹林とその林縁,公園,社寺境内など。
発生: 年1回。6月~9月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。幼虫は体の表面に地衣類の砕片を付着させる習性がある。晩春に短い柄のついた繭を作り,その中で蛹化する。繭にも地衣類の砕片や土粒などを付着させる。
食性 幼虫: 食菌性地衣類各種
成虫: 詳細不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが,個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類,造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類,スズメバチ類のほか,クチブトカメムシ類,サシガメ類などのほか,徘徊性クモ類など。
寄生: 不明。


シマフコヤガ

縞斑小夜蛾 (ヤガ科)


燈火に飛来した個体
2005/9/12 千葉市緑区
シマフコヤガ (ヤガ科 コヤガ亜科)
Corgatha nitens  (Butler ,1879)
分布 国内: 本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では利島、新島、式根島、対馬、屋久島、西表で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸に分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。斑紋に若干の個体変異がある。
季節: 知られていない。
性差: 同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。
発生: 年2回。5月~7月、8月下旬~10月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。
食性 幼虫: 食菌性地衣類各種。
成虫: 不明。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多い。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


ベニシマコヤガ

紅縞小夜蛾 (ヤガ科)


林縁で休息する個体
2006/8/19 千葉市緑区
ベニシマコヤガ (ヤガ科 コヤガ亜科)
Corgatha pygmaea  Wileman ,1911
分布 国内: 本州(関東以西)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では伊豆諸島(八丈)、小笠原、対馬で記録されている。
県内: 市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 現在のところ日本特産種
変異 形態: 地理的変異は知られていない。色調に若干の個体変異がある。
季節:
性差: ほぼ同型。外見での区別は困難。
生態 環境: 各種樹林とその林縁、公園、社寺境内など。
発生: 年1回。7月に見られる。
越冬: 幼虫?
行動: 夜行性。燈火に飛来することも多い。日中は林縁などで休息している。幼虫は体の表面に地衣類の砕片を付着させる習性がある。
食性 幼虫: 食菌性地衣類各種
成虫: 詳細不明。
類似種: 同属のツマベニシマコヤガに似る。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが、個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: 徘徊性クモ類、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類などのほか、徘徊性クモ類など。
寄生: 不明。


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