マエキヤガ

前黄夜蛾 (ヤガ科)


夕刻にセイタカアワダチソウで吸蜜する個体
2003/11/7 千葉市緑区
マエキヤガ (ヤガ科 モンヤガ亜科)
Xestia stupenda  (Butler ,1878)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 中国大陸~中央アジア、沿海州(アムール)に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。色調や斑紋に差はなく、腹端を精査する必要がある。
生態 環境: 各種樹林の林縁、畑地、水田、草原など。
発生: 年1回。9月~11月上旬に見られる。
越冬: 幼虫
行動: 夜行性。夜間燈火に飛来することも多い。日中は草原や林縁の草むらに潜りこんで静止しているが、夕刻から活発に活動をはじめ、多くの花で吸蜜する。
食性 幼虫: 食植性/マメ科ダイズ
成虫: 食植性/花蜜。セイタカアワダチソウ、キリンソウ、シオン類、ニガナ類など多くの花で吸蜜する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 秋の蛾。ダイズの害虫として知られる。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


ウスチャヤガ

薄茶夜蛾 (ヤガ科)


林縁のエノキにとまる個体
2002/11/2 千葉市緑区
ウスチャヤガ (ヤガ科 モンヤガ亜科)
Xestia dilatala  (Butler ,1879)
分布 国内: 本州(宮城以南)、四国、九州。平地~山地まで汎く分布する。島嶼では対馬で記録されている。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸東部に分布する。
変異 形態: 地理的変異、個体変異共に知られていない。
季節:
性差: 同型。色調や斑紋に差はなく、腹端を精査する必要がある。
生態 環境: 各種樹林の林縁、畑地、水田、草原など。
発生: 年1回。10月~11月に見られる。
越冬: 幼虫
行動: 夜行性。夜間燈火に飛来することも多い。日中は草原や林縁の草むらに潜りこんで静止しているが、夕刻から活発に活動をはじめ、多くの花で吸蜜する。
食性 幼虫: 食植性と考えられるが詳細不明。
成虫: 食植性/花蜜。セイタカアワダチソウ、キリンソウ、シオン類、ニガナ類など多くの花で吸蜜する。
類似種:
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種だが個体数はそれほど多くない。
天敵 捕獲: オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリなどのカマキリ類、 キリギリス、ヤブキリ、コロギスなどの捕食性キリギリス類のほか、造網性クモ類など。幼虫はジガバチなどのアナバチ類、スズメバチ類のほか、クチブトカメムシ類、サシガメ類など。
寄生: 不明。


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