大学でのビジネスメールの書き方                                

 ラインなどのスマホ世代は,メールマナーを面倒に感じると思います。

 メールでは「送信者の自動判別」ができません。署名がないと誰のメールか分からず,「おまえ誰やねん!」と,つっこみをいれたくなります。

(1)スマホから出す時

スマホから急ぎ書きたいなら,「件名に署名」,「宛名」,「用件」,「署名」でオッケーでしょう。「件名に署名」は,とても助かります。

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(件名)山田太郎です。

○○先生

 了解しました。

       山田

・・・・・・・・・・・・・・・文例終わり・・・・・・・・・・・・

(2)パソコンから出す時

パソコンなら省略は避けましょう。「署名と件名」「宛名」「用件」「あいさつ」「署名」「自動署名(電話番号入り)」が基本形です。

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(件名)山田:課題レポートの提出について

 ○○先生

   ゼミの課題を提出します。
   よろしくお願いします。

            山田太郎 

>山田君
>
> 演習の課題はできあがりましたか?
>
>             ○○より


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西南学院大学 経済学科2年
     山田太郎 ab98kh123
携帯電話番号 0908 765 4321
携帯メール abcd@softbank.co.jp
アメフト部所属,渉外担当
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(3)メールを使うべきでないこと

  「メール」→「電話」→「直接会う」  の順番で丁寧です。

 メールは最も手抜きなので,謝罪に使うと失敗します。何かでやらかしたら,まず電話。

(4)とあるゼミ生のこと

 あるゼミ生のこと。彼は4年で就活していました。希望先の欠員で,急遽,メールコンタクトを求められました。ところが,メールの下書きを見せられ唖然としました。敬語や要件の書き方で100%アウトなメールでした。なんとか赤ペン添削して,彼の就職も成功し,元気で働いています。
 彼は普段の生活では礼儀正しい人物でした。ビジネスマナーを学ぶ機会が無く,ラインなどの簡略表現が日常だったのだと思います。そこにいきなり就活がやってくるのです。

 なので,われわれ大学教員を,会社の上司にみたてた練習を勧めます。「私に気付かないマナー違反があったらどんどん教えて下さい!」という姿勢の学生には,気持ちよく指導しやすいかもです。