厳選名作傑作絵本

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くんちゃんとにじ
ドロシー・マリノ さく まさき るりこ やく

ある はるのひ、あめが やんだので こぐまのくんちゃんは そとへ
かけだしていきました。きからは まだ あめのしずくが ぽたぽた
おちていました。「あっ、にじだ!」とつぜん くんちゃんは たちどまりました・・・。

クマのくんちゃんが、小鳥に虹が出ているよというと小鳥は「虹の根もとには
金の詰まったつぼがうまっているよという話を聞いたことがあるよ」といいました。
それを聞いたクマのくんちゃんは、おなべを片手に金の詰まったつぼを
さがしに行きました・・・。


なつのいちにち

なつのいちにち

なつのいちにち
はたこうしろう

いってきまーす。あつい あつい なつのひ。きょうは ひとり。
おにいちゃんも いない。シャーン シャーンと クマゼミ。
げんじの たにまで はしる・・・。

夏休みのある1日、少年はでっかいクワガタムシをとるために
げんじの谷に出かけました。住宅街をぬけて、海岸を通って
踏み切りをわたると辺りには田園風景が広がります。
もうちょっと行けばげんじの谷です・・・。


ライラはごきげんななめ

ライラはごきげんななめ

ライラはごきげんななめ
アレクサンダー・スタッドラー作  かつらあまね 訳

ライラ・ブルームは、朝から ごきげんななめ。朝ごはんのとき、かぞくの 
みんなの ワッフルには すくなくとも 10個いちごが のっていました。
それなのに、ライラのには たったの ひとつ・・・。

ひどいよね。ライラがごきげんななめになるのも当然だよね。


戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ―作者レイ夫妻の長い旅

戦争をくぐりぬけたおさるの

ジョージ―作者レイ夫妻の長い旅

戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ―作者レイ夫妻の長い旅
ルイーズ・ボーデン文 アラン・ドラモンド絵 福本友美子 訳

おさるのジョージで有名なドイツ生まれのユダヤ人である、H.A.レイと
マーガレット・レイ夫妻がどのようにして戦争から逃れたかの旅の記録です。

ページ数も多く読み応えのある絵本になっています


マウルスと三びきのヤギ
アロイス・カリジェ文・絵 大塚勇三 訳

シロとアカとチビは、たかいたかい山のなか、ちいさい村にいる三びきのヤギです・・・。

マウルスはヤギかいの少年です。まい朝、村のヤギたちをあずかって山の牧場へ
つれていきます。シュチーナおばあさんの三匹のヤギ、シロ、アカ、チビはマウルスの
お気に入りのヤギたちです。今日もマウルスとヤギたちは山の牧場にやってきました。
ヤギたちは草を食べ、マウルスはバタつきのパンをかじります・・・。
マウルスがヤギの数をしらべる時間がやってきました。しかし、シロとアカとチビの
姿がみえません・・・。

山の清々しい空気がつたわってくるような絵本です。


ヨンイのビニールがさ

ヨンイのビニールがさ

ヨンイのビニールがさ
ユン・ドンジェ/作 キム・ジェホン/絵 ピョン・キジャ/訳

ざあーざあー あめが ふる げつようびの あさ。がっこうへ いく みちで
ヨンイは あめに ぬれながら コンクリートの へいに もたれて ねむっている
ものごいの おじいさんを みかけた・・・。

おじいさんは、塀にもたれかかり雨をしのいでいました。頭からぼろ切れをかぶった
おじいさんの肩をいたずらっ子がこずきながら通り過ぎて行きます。
隣のお店のおばさんは外に目をやりながら、げんの悪い、といっていました。
ヨンイは学校についても、おじいさんのことが気になりました。ヨンイは、朝の自習を終えると
おじいさんのところへ行ってみました。おじいさんは、やはりその場所で雨にうたれて
ねむっていました。ヨンイは、そおっとおじいさんに傘をさしかけてあげました・・・。
ヨンイが学校から帰るころ、雨は上がっていました。ヨンイがコンクリートの塀のところまで
やって来ると・・・。

美しく気品のある絵本です。傑作絵本です。


だれがいちばんはやいかな

だれがいちばんはやいかな

だれがいちばんはやいかな
マイケル・グレイニエツ いとう ひろし・やく

かたつむりが おひるを たべおわったときでした。コケコケ ニャオニャオ
いいあらそうこえが きこえてきました。「あたしが いちばん はやいわよ」と
めんどりが いいました。「ちがうね。ぼくがいちばん はやいね」と
ねこが いいました。「いいや。おいらさ」とうさぎも いいます。
「それなら きょうそうしてみよう」とうまが いいました・・・。

そのはなしを聞いていたカタツムリは、仲間に入れてもらうことにしました。
すると、みんなわお腹をかかえて笑い出しました。「仲間に入れてもいいけどさ、
君は僕たちより先にスタートしていいよ。」よーいどん!いよいよレースがはじまりました。

みんなにバカにされていたカタツムリですが・・・。最後の落ちが秀逸です。



おやすみ、わにのキラキラくん
カズコ・ストーンさく いぬい ゆみこ やく

すみきったそらに、ほしが、たくさんひかっています。やさしいおつきさまも、
のぼってきました。
わにのアリゲーは、ハンモックにはいって、そらをみあげました。
じっとみていると、ほしが、だんだん、つながってきます。
アリゲーは、もつとたくさん、つないでみました。すると・・・。

星のわにのキラキラくんに、アリゲーくんが遊ぼうよというとお空のキラキラくんは
流れ星みたいにさぁーと、お空からアリゲーくんの所にやってきました。
「こんばんは、アリゲーくん。ここはおもしろそうな所だね。さんぽをしようか。」
アリゲーくんとキラキラくんはジャングルのなかをさんぽすることにしました・・・。


さとうねずみのケーキ

さとうねずみのケーキ

さとうねずみのケーキ
ジーン・ジオン ぶん マーガレット・ブロイ・グレアム え わたなべしげお やく

むかし、トムという なまえの まずしい ケーキしょくにんが、おうさまの
おしろのだいどころで はたらいて いました。トムは、すぐれた ケーキしょくにん 
でしたが、おしろでは、だれも それを しっているひとは いませんでした・・・。

トムは、料理長の九番目の助手で、いつも皿やスプーンしか洗わせてもらえませんでした。
でも、トムはほんとうはケーキを焼くのがとても上手だったのです。夜になって
みんなが台所からひきあげると、トムはティナのために小さなケーキを焼いて
あげていたのです。ティナとは、小麦貯蔵室に住んでいる小さな白いねずみのことです。
ティナはうれしくて毎晩チュウチュウなきながらそのケーキを食べました。

ティナは、とてもかしこいねずみでした。

ですからトムはティナに芸を教えました。ある日のことです・・・。

プーのたのしいパーティー

プーのたのしいパーティー

プーのたのしいパーティー
A:A.ミルン ぶん E.H.シェパード え  石井桃子 やく

ある日のことでしたが、クリストファー・ロビンが、
クリストファー・ロビンだけにできる、あのとくべつな
やりかたで口笛をふいたので、フクロウは、なんのようかと、
百町森からとんできました・・・

ある日のことです。クリストファー・ロビンはお茶の会をすることを思いつきました。

そのお茶会は、プーが大水のときに、

コブタを助けようとした特別な会なのです。そこで、

フクロウが森のみんなにことずけをたのまれる
ことになったのでした・・・。


土のふえ

土のふえ

土のふえ
今西祐行 作 沢田としき 絵

北と南に ふたつの国が ありました。国と国の あいだには、たかい山が
つづいていました。山には 道もなく、だれも、となりの国に いく人は
ありませんでした。北の国と 南の国では、ことばも かおの色も、ちがっていました。
たべものや 家の形も、ちがっていました・・・。

北の国の人も、南の国の人も、いちども仲良しになったことはありませんでした。
そして、どちらの国の人も隣の国を滅ぼさなければと考えていました。
そして、ある時ついに二つの国は戦を始めました。二つの国では山へ
たくさんの兵隊を送りました。そして、たくさんの兵隊が死んでいきました。
やがて冬がきて山は深い雪につつまれました。兵隊たちはお互いに
塹壕を掘って北と南でむかいあいました。兵隊たちは寒い塹壕の中で
長い冬をすごしていました。ある日、一人の兵隊が塹壕の粘土を固めて
土の笛を作りました。土の笛はやさしく故郷の音がしました・・・。


やさしいたんぽぽ
安房直子・ぶん 南塚直子・え
ひがくれて、もう だれも いなくなった はるの のはらに、おんなのこが
ひとり たっていました。おんなのこは、エプロンのなかに、ちいさな あたたかい 
ものを かくしていました・・・。

女の子は、お母さんに子猫が眠っているうちに野原へ連れて行って捨ててきなさい
といわれたのです。でも、女の子はいったいどうしたらいいのでしょうか。
女の子はそっとエプロンの中をのぞきました。白い子猫が静に眠っていました・・・。


トビイせんちょう

トビイせんちょう

トビイせんちょう
きたむら さとし

ある あらしの よる、トビイは ベッドの なかで、かぜの おとを きいていました。
かぜは ごうごうと うなり、とびらや まどを がたがたと ならし、トビイは
なかなか ねむれません。かみなりが とどろき、あめが まどガラスを
たたきます・・・。

嵐の夜、トビイがなかなか寝付けずにいると、突然、家がゆれ始めました。
家の周りはいつのまにか海になり家はまるで船のようです。
トビイはさっそく千兆になり猫は船員になりました。すると、船が突然傾きました。
何かにぶつかったのかな?それとも大きな波の上に乗ったのでしょうか。
トビイ船長は望遠鏡をのぞきました。すると・・・。


ちいさなこぐまのちいさなボート

ちいさなこぐまのちいさなボート

ちいさなこぐまのちいさなボート
さく・イヴ・バンティング え・ナンシー・カーペンター やく・ちばしげき

こぐまは、ボートが だいすきだ。みずうみを すいすい こぎまわり、さかなを
とつたり、ねころがって、ゆめをみたり。ああ、とっても いいきぶん・・・。

こぐまわ、小さなボートが大好きでした。でも、小さなこぐまはいつの間にか
大きなこぐまになってしまいました。
ある日、大きなこぐまが小さなボートに乗っていると、ボートは転覆・・・。
大きなこぐまは、悲しくなってしまいました。小さなボートはなぜ小さな
ままなんだろう。大きなこぐまは、もう小さなボートには乗れなくなって
しまったのです。でも、大きなこぐまは小さなボートを1人ぼっちには
したくありませんでした。「そうだ!小さなボートを大好きになってくれる
小さなこぐまを見つければいいんだ。」・・・。


オツベルと象

オツベルと象

オツベルと象
宮沢賢治 作 遠山繁年 絵

オツベルときたら大したもんだ。稲扱機械の六台も据えつけて、
のんのんのんのんのんのんと、大そうな音をたててやっている。
十六人の百姓どもが、顔をまるっきりまっ赤にして足で踏んで
機械をまわし、小山のように積まれた稲をかたっぱしから扱いて
行く。藁はどんどんうしろの方へ投げられて、また新しい山になる・・・。

とにかく、そうしてのんのんのんのんとやっていると、そこへどういうわけか白象
がやって来た。すると、オツベルはうまいこと言ってその象を自分の財産にしてしまった。
それからオツベルは、またうまいこと言って象の足に鎖と重りをつけてしまった。
最初は象もよろこんで働いていたが、だんだんとオツベルのひどい仕打ちに体は
痩せてとうとう立ち上がることも出来なくなってしまった。
そして、ある晩。象はとうとう少しの藁も食べずに地べたに座り込んで言った。
「もう、さよなら、サンタマリア。」と・・・。

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