接待参考席順マニュアル

和室の宴会・宴席での上座、下座(席次・席順)

●和室で行う宴会や宴席の席次・席順および上座、下座は以下のとおりです。

和室での席次・席順と、基本的なビジネスマナー

1.

和室では床の間の前が上座となります。

2.

和室では入り口に最も近い席が下座となります。

3.

長いテーブルを囲む場合は中央が上座となります。

4.

狭い場所、料理が遠くなる場所は下座となります。

[ポイント]

●同じ会社内や同じグループでの宴席の場合と、接待などの場合とでは席次が変わってくるので注意してください。

和室内での席次・席順のポイント

和室での席次・席順の例

説明








[和室での席次・席順および上座、下座]

●和室では床の間の前が上座となります。

●和室では入り口に最も近い席が下座となります。

●左の画像のように、社内など、同じグループでの宴席で長いテーブルを囲む場合は、床の間の前が1。1の正面の席 が2となります。
●接待などの場合は、お客様は同じ会社(グループ)ごとに並んで座ります。中央が1、入り口から遠い席が2、入り口に近い席が3です。

●7、8は、狭く、料理からも遠いため、入り口に近い方が8となります。

●上座の位置は部屋の形状、入り口の位置、テーブルの形状などによって変わってきます。
また、旅館などで立派な日本庭園を見るためにしつらえられた和室では、景色を見ることができる側が上座となります。


料亭の場合

料亭など和室の場合は、床の間の前が上座になり、出入口に近い席が下座となります。
床の間がない部屋では、出入り口から一番遠い席が上座になります。
役職や年齢に応じて上座の近くから座ります。



床の間が向かって右にある本勝手といわれる造りの場合は、床の間の前を上座として、右へ順に座ります。
床の間が向かって左にある逆勝手といわれる造りの場合は、床の間の前を上座として、左へ順に座ります。

中華料理(円卓)の上座、下座(席次・席順)

●中華料理で使われる円卓の場合の席次・席順および上座、下座は以下のとおりです。

円卓での席次・席順と、基本的なビジネスマナー

1.

入り口から離れた席が上座です。

2.

入り口に最も近い席が下座となります。

[ポイント]

●円卓において、回転するタイプのテーブルが用いられている場合には、料理も上座の人から順番にとります。

円卓での席次・席順のポイント

円卓での席次・席順の例

説明


[円卓での席次・席順および上座、下座]

●円卓では入り口に最も近い席が下座となります。

●中華料理のレストランなどでは、主賓が席に着くまで出入口近で待つのがマナーです。

日本料理店でのマナーとポイント

・身だしなみ

日本料理店にふさわしい服装を選びましょう。ジーパンやミニスカートなどは適していませんので気をつけます。
座敷の場合は、足を崩しても相手に分かりにくいフレアースカートやプリーツスカートなどが好ましいでしょう。
髪の毛が長い場合は髪の毛が料理に入らないように、ひとつにまとめるなどします。
洋食のレストラン同様、コート類は入口で脱いでおきましょう。着る時も同様に入口で着るようにします。

・座布団の座り方

<座布団に座る時の手順>

1

座布団の下座側に座る

2

両手を軽く握って座布団につける

3

正座の姿勢から両手で体を支えて、膝を滑らせ座布団の上に一旦乗る

4

そのまま座布団の中央あたりまで移動する

5

膝をそろえて背筋を伸ばして座る。手はももの上で重ねる




<座布団から立ち上がる時の手順>

1

体を一旦後ろにずらす

2

つま先を座布団から外して畳に一度つける

3

つま先を立て、かかとの上にお尻をのせる

4

座布団に膝をつきながら立ち上がる




・座布団に座ったり立ったりする際に、座布団を足で踏みつけないように気をつけましょう。
・足がしびれがきたら、我慢する必要はありません。しびれそうになる前にさりげなく足を崩すと良いでしょう。

・食後のサイン

洋食はフォークとナイフを使って食事終了の合図をしますが(ナイフ/フォーク/スプーンの使い方と

マナー)、和食にも食べ終わりのサインがあります。
和食では一品ずつ食べ終わったら器をお膳の外側の邪魔にならないところへ出します

(この時、器は絶対に重ねないように!繊細な和食器に傷がついてしまうかもしれないからです)。
すべての食事が終わったら、箸は箸置きにきちんと揃えるか、箸置きが無い場合はお膳の右側に

箸をかけて、箸の先を懐紙で包むなどすると良いでしょう。
割り箸の場合は箸袋に揃えて入れ、先のほうを少し折り曲げておきましょう。

● 日本料理店で気をつけたいNG行為

・強すぎる香水

日本料理は、味覚だけでなく香りも同時に楽しむ要素があります。
特別な日の会席料理などではお洒落をしたくなりますが、料理の邪魔になるような

強すぎる香水などは控えましょう。

・ゴージャスなアクセサリー

大きな指輪や長めのネックレスなどのアクセサリーは、繊細な食器類やテーブルなどを

傷つけてしまうかもしれません。
なるべくさりげないものを身に付けるか、気になる場合は外しておきましょう。

・座布団を踏みつける

座布団を歩きながら踏みつけたり、座る時や立つ時に一度座布団の上に乗るのはNGです。

・部屋の敷居/畳の縁(へり)を踏む

和室の敷居や畳の縁(へり)は特に痛みやすい場所とされます。
日本料理店のお座敷などでは、入り口の敷居や畳の縁(へり)を踏んだり座ったりしないように

気をつけましょう。

・中途半端に食べる

箸を一度料理につけたのに食べない「空(そら)箸」をしたり、中途半端に食べると、お店の人に

料理がまずいのかと勘違いされます。
苦手な料理がある場合は、箸をつける前に下げてもらいましょう。

和食器の扱い方の基本

・基本的な和食器の持ち方

最初に器を持ち上げる時は、両手で器を取り上げ胸のあたりに持って来た所で右手を離して

左手だけでしっかりと持ちます。
食事の途中で持ち上げるときは、一旦箸を置いて両手で取り上げます。そしてまた右手を離し、

左手でしっかり持ってから箸を取ります。

・お椀の扱い方

1

お椀の縁に左手を添えて右手で蓋をつまむ。

2

お椀の縁を軽く握るように内側に押して蓋を浮かせる。

3

蓋についた水分をこぼさないように椀の中に軽く落とす。

4

蓋を逆さにし左手で一度受け、再度右手で持ち直してお膳に置く。
汁物など右側に置かれているお椀の蓋の場合はお膳右側に、左側に置かれているお料理の

お椀の蓋はお膳左側に置く。
※食事中は、お椀の蓋を料理の受け皿として使ってもOK。

5

食事が終わったら蓋を元どおりに戻して膳の外(右側)に置く。これが「下げてください」という合図になる。




<お椀の扱い方 NG行為>
・お椀の蓋を外す時、お椀を強く押しすぎる。
・お椀の蓋を開ける時、急いで開けてつゆを飛び散らせる。
・食後、お椀の蓋を裏返しにして戻す(お椀に傷が付きやすくなる)。

● 和食器の扱い方の注意点

・置いたままの食器の場合

食器を持ち上げずに置いたまま食べる料理の場合は、

左手を椀に添えて背すじを伸ばして食べます。前かがみになり過ぎないように注意しましょう。

・器は箸を持ったまま取り上げない

食事の途中で器を持ち替えたりする場合、箸をお膳に置かずそのまま器を

取り上げるのはマナー違反です。また、左手だけで取り上げるのもNG。

・指に注意する

器を持ち上げる時の指の位置に注意しましょう。特に親指を器の中に深く入れ過ぎて、

指が料理につかない様に気をつけます。

・器を卓上で引きずらない

器を卓上で移動させる時は引きずらないように注意します。特に陶磁器などの場合は器でテーブルを

傷付けてしまうかもしれませんので必ず両手で取り上げて動かすようにします。

・食後の食器の扱い

食事が終わって空になった器は重ねたりせずそのままにしておきましょう。食器同士が摩擦して
傷つけてしまう場合がありますので注意が必要です。

お箸の使い方の基本

・箸の取りあげ方


【箸のみ】

1

箸を中央辺りを右手で静かにもちあげる

2

持ち上げた箸を、胸の前あたりまで持ってくる

3

左手を箸の下から添えるようにして受ける

4

右手を箸に沿って右方向へ移動させ、箸の下に滑らせる

5

箸が親指と人差し指の付け根辺りにおさまるように持ち、左手を離す




【器がある時】

1

器を両手で取り上げる

2

器から右手を離して左手で持ち、右手で箸を取り上げる

3

器を持っている左手の薬指と小指の間に箸を挟む

4

右手を箸に沿って右方向に移動させる

5

右手を箸に沿って下に回し、箸を正しく持ったら左手を離す



※お箸と器を同時に持ち上げるのはNGです。
※お箸を取り上げる動作は必ず両手で行います。 器を傷つけないように丁重に取り扱いましょう。

・箸の使い方

上の箸は人差し指と中指で、下の箸は薬指と親指の付け根で支え、

上の箸だけを動かして物を挟むのが正しい箸の使い方です。
また、箸の先端の1.5〜3.0cmを使うようにし、3cmから上は汚さないようにするのがマナー。

・箸の置き方

1

左手を箸の下に添える

2

右手を箸に沿って右側に滑らせる

3

右手で箸を上から持つ

4

左手を離しきれいに箸が揃うように置く




・箸置きがある場合・・・3〜5センチ箸置きから先を出しておきましょう。
・箸袋がある場合・・・箸袋に戻して先を折ります。箸置きが無い場合は箸袋を結び文などにしてその中に

箸先を入れておくとより丁寧です。
・折敷(お盆)がある場合・・・右側に箸をかけて、箸の先を懐紙で包みます。

<NG行為>
・渡し箸(箸を箸置きを使わず、器などに直接置く)をすること。
・お皿の上に投げるように置くこと。

・割り箸の使い方

1

割り箸が食器に当たって割れるのを避けるため、お膳の上ではなくやや手前側に引く

2

割り箸を膝の上あたりで持つ

3

割り箸を横に水平に持ち、左手で下の箸をしっかりと固定する

4

右手で上の箸を持ち、扇を開く要領で上に引くように静かに割る




<NG行為>
・お膳の上で縦に勢いよく割る。
・割り箸の木くずをこすり合わせて取る。
・口にくわえて割る。

・箸袋の扱い方

箸袋は、お箸を抜き取ったらお膳の邪魔にならない場所に置きます。食事が終わったら、

箸は爪楊枝と一緒に箸袋に戻しましょう。
箸置きがない場合の代用としても使えます。その場合は、おみくじのような「結び文」や

「山型折り」などに折って使うと良いでしょう。

※巻き紙の場合
箸袋の代わりに、箸を巻き紙で留めてある場合があります。
その場合は、右手で箸を取って、巻紙を左手で左方向にずらしながら取ります。

巻き紙を破るのはマナー違反。
また、箸袋と同様に、箸置きがない場合の代用に使ってもOKです。

・懐紙の扱い方

「懐紙(かいし、ふところがみ)」とは、二つ折りになった和紙のことで、洋食でのナプキンのようなものです。

この懐紙は様々な用途に使用する事ができ大変便利。
着席したら、膝の上にたたんで置くかテーブルの下に置き、必要な時に使うようすると良いでしょう。
ただし、使い終わったものを卓上に置いたままにするのはNGです。必ず持ち帰るか、

化粧室に捨てて帰りましょう。

【懐紙の様々な使い方】

・口や手の汚れを拭く

・箸先についた汚れを拭く

・油分や口紅など、グラスについた汚れを拭く

・料理を口へ運ぶ際の受け皿として

・などを器から取って置きながら食べる

・折りまげて箸置きとして使う

・焼き魚など、箸だけでは食べにくい料理の時に押さえて使う

・魚の小骨や果物の種などを口から出す時、口元を隠す時に使う

・魚の骨や皮、エビの殻などを隠す

・食べ残しを包む

・料理をこぼした時に卓上を拭く

● お箸使いのNG行為

使い慣れているはずのお箸ですが、使い方は正しく出来ていますか?
意外にも自分で気が付かない間に、間違った使い方をしているかもしれません。
お箸の使い方のルール違反は「嫌い箸」と呼ばれ、マナー違反や縁起が悪いともされています。

また、周りの人にも迷惑となります。

【主な嫌い箸】

あげ箸

箸を口より上に上げながら食べる

移り箸

一度箸をつけた料理を食べずに、次の料理へ移ること

移し箸(拾い箸)

食べ物を他の人と同時に、箸同士で持つこと
(火葬場でのお骨拾いと同じ動作のためタブー)

押し込み箸

箸で料理を口いっぱい詰め込むこと

押しつけ箸

ご飯を食べる前に、茶碗の中のご飯を箸で押し付けて固めること

かき箸

ご飯茶碗に直接口をつけ、箸で食べ物をかきこむこと

重ね箸(箸なまり)

同じ料理ばかりいつまでも食べ続けること

逆さ箸

箸を逆さにして大皿から料理を取り分けること

探り箸

箸で器の中の料理をかき回すこと

指し箸

箸で人を指差すこと

せせり箸(楊枝箸)

箸を爪楊枝代わりにして歯を掃除すること

空(そら)箸(変わり箸)

箸を一度料理につけたのに食べないこと

たたき箸

箸で器を叩くこと

違い箸(竹木箸)

不ぞろいの箸で食べること

ちぎり箸

箸を片手に1本ずつ持ち料理刻むこと

突き立て箸(立て箸)

箸を墓前の枕飯の様にご飯に突き刺すこと

突き箸(刺し箸)

箸で料理を突き刺して食べること

涙箸

箸で汁物料理の汁やしょう油などを垂らしながら食べること

握り箸

箸を二本共手の平で握って食べること

ねぶり箸

箸先をなめること


料理別 和食の食べ方

・お刺身

・わさびは小皿(猪口)に入った醤油に溶かさないで、お刺身に少量のせて醤油に少しつけます。
・口に持って行くまでに醤油がたれないよう、醤油の小皿を持ちあげて頂きます。
・お刺身は、例えば白身の魚→貝類→マグロなどの順に、味の淡白なものから頂きます。

なるべく盛り付けを崩さないように気をつけて取りましょう。
・鍋物や大皿料理と同様に、わさびを取り分けるときは箸は逆さに持ち替えず直接取ります。
・付け合せの大根(ツマ)は刺身とは別々に食べます。大葉にくるむと食べやすくなります。

・焼き魚(尾頭付き)

<食べ方の手順>

1

魚のひれを取って、頭→お腹→尾ひれの方向の順に、表側から食べる

2

表側を食べ終えたら頭を抑えて、箸を骨の下にくぐらせ裏側の身を押さえる

3

骨を浮かせて身から取り外す

4

裏側の頭と尾の部分を箸で切り離し、骨と一緒にお皿の奥に置く

5

裏側の身を、表側と同様に左から食べる




<注意点>
・反対側を食べる時、魚を裏返すのはNG!
・食べにくい魚の場合は、懐紙で押さえても良いでしょう。指を使って食べても大丈夫です。

この場合は、後で必ずおしぼりか懐紙で汚れをふき取りましょう。
・食べた後の骨や皮などは中央に集めて懐紙でかぶせるときれいです。

・煮物

・煮物の汁は、器を持って飲んでも構いません。具を食べる合間に一旦箸を置いて両手で頂きましょう。
・大皿に盛られた煮物は、いったん小皿に移してから食べます。
・滑りやすい具などをお箸で刺さないように。これは「突き箸(刺し箸)」と言って「嫌い箸」のひとつ。

マナー違反になるので気をつけましょう。

・ご飯

・ご飯は左側、汁物は右側に置きます。
・ご飯をよそう時は山盛りにしないように。目安としては器のおよそ7〜8分目がベストです。
・ご飯のお代わりをする時は、ご飯を全て食べ終えてからではなく、一口ほどお茶碗に残してから。

お代わりがよそわれたら一旦卓上に置き、お茶碗を持ち直して頂きます。

・天ぷら

・天ぷらは通常、手前が味の淡白なもの、奥が味の濃いものと盛り付けられています。

食べる時は、この盛り付けを崩さないように味の淡白なものから食べるのがルール。
・天ぷらを天つゆにつける時は、天つゆの器を持って一口ずつ天ぷらをつけるようにして食べます。

器に口を近づけすぎないように気をつけましょう。
・イカの天ぷらのように噛み切りにくいものでも、天ぷらは一度口をつけたらお皿に戻さないように。

天つゆの器を持って最後まで食べるようにします。
・箸でちぎれる天ぷらはお皿の上で食べる大きさに切り分けます。
・海老のしっぽなど、残ったものは一箇所にまとめましょう。

・お寿司

<食べ方の手順>

1

箸でお寿司を横に倒し上下から挟む

2

ネタの部分を下に向け、ネタから醤油につける

3

醤油の入った小皿や懐紙で受けながら口へ運ぶ




<ポイント>
・本来、お寿司は手で食べるものですが、箸がある場合は箸で食べます。
お寿司屋さんなどでは、もちろん直接手で食べても構いません。
その際は、親指と中指で寿司を挟んで、人差し指でネタを押さえながらネタにしょうゆを付けて食べます。
・ご飯(シャリ)の部分から醤油をつけると、お寿司が崩れてしまうので気をつけます。
・大振りのお寿司の場合は、シャリを半分に分けてネタでくるんで食べましょう。
・通常はネタに醤油をつけますが、お好みでお寿司だけそのまま食べても構いません。

・麺類

<温かい麺>
持てる丼のサイズであれば持って食べましょう。
丼が大きかったり熱い場合など、丼を持ち上げられない時は置いたまま頂きます。
レンゲがついている場合は、中華料理のように麺をれんげで受けながら食べます。

<冷たい麺(ざるそば) 食べ方の手順>

1

両手で器を取り上げて左手で持ち、箸やねぎやわさびなどの薬味を適量入れる

2

ひと口ですすれる分のそばを取る

3

そばをサッとつゆにくぐらせ口へ運ぶ

4

食べ終わったら、湯桶からそば湯を注ぎ器を持って飲む




<注意点>
・湯桶からそばを取りすぎたと思ったときは、戻してもう1回取り直しましょう。歯で噛み切るのはNGです。
・つゆをあまり付け過ぎないように注意しましょう。
・あまりかしこまらないおそば屋さんなどでは気にする必要はありませんが、

料亭での会席料理など静粛な席でそばが出た場合は、音をなるべく立てないようにして静かに食べましょう。

※そば湯とは
そば湯とは、そばをゆでた時にでるゆで汁の事です。
そばの香りが染み込んで風味がよく、さらにそばに含まれる栄養素も溶けているので、

つゆの残りに注いで飲むと良いでしょう。

・茶碗蒸し

・水滴がたれないように注意しながら、ゆっくりとふたを開けます。ふたは膳の右側に置いておきましょう。
・茶碗蒸しは、箸やスプーンでかきまぜて食べてもマナー違反にはなりません。

ただし、スプーンは食器にがちゃがちゃと当てない様に気をつけましょう。

茶碗の内側の周囲に一度箸を入れて一周させ、器から少し離しておくとスムーズに食べられます。
・食後、スプーンは器の向こう側に置きましょう。

・串物

焼き鳥、味噌田楽、つくねなどの串物料理は、先に串を外すのがポイントです。左手で串を持ち、

右手に持った箸で料理を外します。熱いうちが外しやすいので、料理が出されたらすぐに外すと良いでしょう。

外しにくい場合はくるくると串を回して外します。

最後に幹事を任されたら押さえておきたいポイント

●一つ! 汝は裏方の花形である

その飲み会は、アナタ次第!その大小を問わず飲み会は幹事がいなけりゃ成立しないもの!

幹事の仕切りのひとつひとつが、飲み会の流れを左右しちゃう。とにかく油断や手抜きは厳禁!

幹事の役割をよ〜く理解して、飲み会のサクセスロードを歩くのダ!

飲み会の成功も失敗も幹事の手腕にかかっているようなもの。成功すれば「デキるあの人」の称号が、

失敗すると「段取り下手」の汚名が待っている!しかし、案ずるなかれ。

汝はすでに、このサイトにアクセスしている。ここに公開された秘伝の技をじっくり読んで、

飲み会を成功に導くのだ!もちろん、主役はあくまでほかの参加者であることを忘れてはならぬ!

●一つ! 汝が慌ててはならぬ

幹事に慣れていない人でも、準備をちゃんとしておけば気持ちに余裕が出るはず。

不必要な不安は入念な準備で消しておくのだ!リハーサルや多方面に根回しなど、

前もってできることに最善を尽くし、当日をリラックスして過ごすべし!

●一つ! 汝は飲み会の“プロデューサー”である

準備でも、当日でも、会全体を見渡しているのは幹事だけ。

そのときどきで臨機応変に対応ができるよう気配りをすべし!

飲み会が始まったら、料理や飲み物が公平に行き渡っているか、

つまらなそうにしている人がいないかくらい、気を配れ!

●汝はお店の人への“代表”である

お店に対してもルールが存在することを忘れるな! むやみに予約の変更をすべきではない。

ドタキャンは、お店にも多大な迷惑をかかることを心得て、その代償としてお金を払うことは当然と思え!

むしろお店の人を味方につけて、色々と相談にのってもらえる関係を目指すのだ!

●デキる人を巻き込め

企画、準備、管理、運営……と規模が大きくなればなるほど、多岐にわたる幹事の役割。

これをこなすためには、それぞれに得意分野がある人たちを巻き込むのが一番だ!

ひとりで抱え込まず、協力者を見つけて飲み会を成功に導け!

下準備その1

飲み会するなら、まず最初に!飲み会の趣旨やみんなの希望を取り入れたお店を押さえられるかで、

幹事の能力が問われちゃう。お店に着くなり、「ええっ〜、ショボイ店〜!」なんてブーイングの声が上がったら、

その場が一気にダウンモードに……。これではヤバイのダ!

●“どんな飲み会にしたいか”決める

たとえば、「会社の部の営業目標達成の打ち上げ」や「大学の同級生が集まる忘年会」など、

まずは飲み会の目的をいま一度考えてみて。そうすることで時期、規模、内容など、

幹事としてやるべきことがハッキリ見えてきて、企画づくりがやりやすくなるんだよ。

これは、幹事さん経験者みんなの、共通の声でした!

●参加者候補者(人数)を決める&参加者リスト作成

パソコンが使える幹事さんは、エクセルで参加者リストを作る人が多数。

このリストは当日の受付用、会費徴収のチェックシートとしても使えるから、作っておいて損はない!

 名前のほか、TEL、メールアドレスくらいは押さえておいてね。出席者の会社や部署がバラバラな場合、

所属までおさえておくと◎!

●日程を決める

もっとも人気が集中するのは木・金曜夜。逆に穴場は月曜夜。でも、

休み明けは参加者への日程の再確認がしづらく、忘れる人が多くなったり、

「休み明けから飲むなんて!」と参加者から不満が出たりする恐れも。

複数の候補日を参加者にヒアリングした後、幹事がある程度絞り込んで、

短期集中で一気に決めてしまいましょう。ヒアリングに時間がかかると、

最後の人の確認が終わったころには、最初の人の予定が埋まっていた!

というガッカリな結果に。

●会場を決める

聞けるなら、個室や座敷、掘りごたつ、テーブルの大きさなど、

お店の設備や雰囲気に関わるようなことを参加者にヒアリング。

ある程度の人数がまとまる場合には、お店を丸ごと貸し切ってしまうのも手。

友達同士での飲み会なら、「ゆっくり会話ができそう」なお店が、

会社の飲み会なら「みんなでわいわいできそう」な雰囲気のお店を選ぶといいんじゃない?

そして、「個室があるお店」はぜひ検討して! 個室でなくても、「隣の席との間に仕切り」があったりすると、

周囲を気にせず盛り上がれちゃいます。女の子同士の飲み会の場合は、

冬場はブーツを脱ぐのが面倒っていうコも多いから、

「靴を脱がなくてOK」のお店がありがたかったりもします。

●会場を予約する

お店に予約の電話を入れるときには、予約の行き違いが起きないよう、

メモを用意して。チェックリストを使えば、漏れなく予約ができちゃいます。

全国の幹事さんの意見を元に作ったのが、下の「飲み会予約チェックリスト」。

予約のときにおさえておきたいポイントを、一覧表にしちゃいました!

アナタもコレを見ながら予約の電話をすれば、きっとカンペキ!

●幹事顔合わせ&サポーターのお願い

友達同士など、出席者みんなが親しい間柄の飲み会なら、幹事は1人でも十分。

でもフォーマルな会の場合は、当日、幹事が病気や事故で遅刻や欠席する場合も考慮して、

複数の幹事をおくほうが安心。大勢の幹事で行う場合は、まず顔合わせを。

1人幹事が不安ならサポーターのお願いをしておいて。

幹事のプレッシャーをみんなで分け合いましょう。男女混合でチームが組めれば

意見交換もしやすくなってベスト。仲良くなりたい彼に「一緒に幹事やろうよ!」と誘っちゃうのも手。

そうすれば、一緒に企画を考えたり、下見とかこつけていろんなお店に飲みに

行っちゃったりもできちゃう! アンケートによれば、「幹事を1人でした」という人が66%。

でも、参加者が11名以上になる飲み会の場合は、2人以上で幹事をするケースが半数以上みたい。

●例年の資料収集

会社の行事になっているような大規模な飲み会の場合は、必ず前回の幹事からの情報収集を。

かつてどんなトラブルがあったか、その時にどんな手を打ったか、

どうするのがベストか、など経験者から話を聞いておきましょう。

また、雰囲気、場所、料理など、参加者からヒアリングする会場選びのさまざまことの中で、

どれが特に重要視されるかもチェック。たとえば、全裸になりそう、大声を上げそう、

下ネタで盛り上がりそうなど、ハメをはずしたがっている人々の参加が予想される場合には、

「個室」または「貸切」での対応で乗り切りましょう!


                     鹿児島江戸寿司へようこそ