MidnightRhapsody

この灰色の世界を彩れたのなら
そのピアノの音色でこの世界を染めて

キャンバスに零したインクのように旋律が広がる
虹も知らない私には眩しくて

ねぇ、教えて
この夜を越えたのならばいつか私も誰かを愛せる?
飢えたこの夜に奪われる前にどうか殺して神様 この命を…
繰り返す旋律があまりにも辛すぎて…

私の前で初めて微笑んだ貴方が忘れられなくて
どうして?切ない…わからない…

ねぇ、このまま
私だけ変わらないとしても、貴方は変わってしまうの?
いかないで…
偽られた仮面<ペルソナ>に気づいているのなら
剥がれる前に侵して、狂わせて
どうか
愛して 一度だけ私に教えて
私を染めた儚いその音色で
触れた指先が忘れられない
どこにいるの?答えて…
きこえない…

インクを零して、旋律で染めて
夜よ…終わらないで
わからない…わからないのに涙だけ零れて