横浜ベイスターズ
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2010年横浜ベイスターズ ドラフト会議指名選手

順位 名前・チーム スカウトコメント
1位 ×大石達也 右投 早大
須田幸太 右投  JFE東日本
 MAX148キロのストレートとスライダー・カーブ・チェンジアップ・フォークなど多彩な変化球を操り、強気のピッチングと抜群のコントロールが身上。昨年は補強選手として出場した都市対抗でクローザーを務めて若獅子賞。今年は自チームで出場し完投勝利など2勝をマーク。大舞台で力を発揮する強い精神力はプロ向き。
2位 加賀美希昇 右投 法大  地元・桐蔭学園高出身で同高2年の時から本格的にピッチャー転向した。長身から投げおろすストレートはMAX151キロを記録。縦に大きく曲がるカーブとチェンジアップのコントロールが抜群で、タイミングを外して打ち取る技術は一級品。バッティングセンスも良く、今秋の立教大戦では自ら本塁打を放ち、かつ完投勝利という経験も。
3位 荒波 翔 左外 トヨタ自動車  地元・横浜高校出身、守備と走塁のポテンシャルの高さは一級品。特に走塁のスピードはプロでもトップクラス。俊足を活かしたセーフティバントなどの小技も絶妙な一方、長打力も秘めたバッティングも期待できる。また、強肩を活かしたセンターからのレーザービーム的なバックホームは魅力十分。
4位 小林 寛 右投 大院大  MAX148キロのストレートとスライダー・チェンジアップなど多彩な変化球を投げ分ける。今春のリーグ戦では13試合に登板して12完投で9勝・112奪三振をマーク。延長19回を一人で投げ抜き18奪三振。さらに3日後にノーヒットノーランを達成するという文字通りの鉄腕右腕は、早い段階から戦力として活躍できる。
5位 大原慎司 左投 TDK  高校・大学では目立った実績もなく無名に近い存在だったが、社会人になって頭角を現したサウスポー。ストレートはMAX142キロながら、切れ味鋭いスライダーとスクリューが武器。昨年の日本選手権東北二次予選では17回無失点でMVPを獲得している。左バッターに対しては絶対の自信を持っている。
6位 福山博之 右投 大商大  大学入学後に内野手から投手に転向しただけにまだまだ伸びしろは十分。174センチと投手としては小柄ながら左足をダイナミックに上げるフォームから145キロを超えるストレートで打者をねじ伏せるピッチングが武器。抜群のマウンド度胸と躍動感あふれるピッチングは魅力十分。
7位 大原淳也 左内 四国九州IL・香川  今年アイランドリーグ・チャンピオンになった香川のリードオフマン。肩とフットワークの良さを活かした広い守備範囲で安定した守備を誇る内野手だ。バッティングはパンチ力もあり、8月のフューチャーズ戦では左翼へ豪快に打ち込んでいる。常に全力プレーが身上、率先して声を出し泥まみれになってチームを引っ張るタイプである。
8位 岡 賢二郎 右捕 四国九州IL愛媛  日体大時代は目立った実績を残していないが、地道な努力で作り上げた強靭な体力で、今年アイランドリーグ・愛媛に入団すると早々に頭角を現した。肩の強さとバッティングが武器。インサイドワークに更なる磨きがかかれば、正捕手争いにも参戦できるだけの素材は十分に兼ね備えている。
育成1位 松下一郎 右捕 関西外語大  全国的には無名の存在。172センチ78キロとキャッチャーとしては小柄ながら、身体能力は抜群。遠投115メートル、セカンドまでのスローイングは2秒を切る強肩の持ち主。加えて50メートル6秒2と脚力もある。高校・大学と主将を務めたリーダーシップ、さらに日常会話レベルには問題のない英語力の持ち主という異色の選手である。


2011年世代表 :2010年ドラフト、水色:移籍、:退団
投手   守備 攻撃
先発 中継ぎ 抑え 内野手 外野手 リード クリーンアップ 主軸
エース 捕手 遊撃手 二三塁手  
19
安斉、国吉
小林公
眞下 20 筒香 筒香 筒香
            21                  
阿斗里 田中   佐藤    22 杉本     坂本     杉本 坂本  
  加賀美小林
福山
        23 松下 梶谷 北、高森      梶谷    北、高森  
        山口 24 黒羽根
             
  藤江、須田         25 細山田 山崎
石川 
  松本 山崎 松本、石川      
加賀 小杉、加賀
杉原
桑原→Bs
高崎 大原慎   26     荒波   荒波      
          27 武山 大原淳   吉村、下園   大原淳 吉村 下園 吉村
    真田、小林
福田、秦
寺原 28     野中→Bs 内藤、井手 野中
→Bs
  井手 内藤  
  弥太郎   29   藤田   内川   藤田 内川    
    牛田、吉原 高宮   30     Bs→一輝   Bs→
一輝
     
        31   村田 大西 大西 村田 村田
      加藤康
→T
  32 新沼   稲田、北川 下窪 下窪 北川  
          33                  
      江尻、木塚   34              
  大家 小山田 篠原   35 橋本     金城、森笠 金城 金城 森笠  
清水 清水         36     早川        
          37                  
三浦 三浦         38                  
        39        
野口 佐伯 佐伯  
3 17 2 8 3 2 7 5 6 10 4 7 5 5 3
35 28      


過去6年間のドラフト指名 投手23名(右18、左5)、野手18(捕6、内5、外7 : 右9、左9)
1位抽選× 1位 2位 3位 4位 5位 6位 育成枠
2010 大石達也 右投
早大
須田幸太 右投
JFE東日本
加賀美希昇
右投 法大
荒波 翔 左外
トヨタ自動車
小林 寛 右投
大院大
大原慎司 左投
TDK
福山博之 右投
大商大

大原淳也 左内
四国九州IL・香川

岡 賢二郎
右捕 四国九州IL愛媛
松下一郎 右捕
関西外語大
2009   筒香嘉智 左内
横浜
加賀 繁 右投
住金鹿島
安斉雄虎 右投
向上
眞下貴之 左投
東海大望洋
福田岳洋 右投
四国IL・香川
  国吉佑樹 右投
秀岳館
小林公太 右投
多摩大聖ヶ丘
2008   松本啓二朗
左外 早大
藤江 均 右投
東邦ガス
 
山崎憲晴 右内
横浜商大
細山田武史 
右捕 早大
小杉陽太 右投
JR東日本
   
2007
佐藤由規 右投
仙台育英
高浜卓也 右内
横浜
田中健二朗 
左投 常葉菊川
  大田阿斗里 右投 帝京 佐藤祥万 左投
文星芸大付
坂本大空也 
左外 市立柏
   
2007
大社
大場翔太 右投
東洋大
小林大志 右投
JR東日本
  桑原謙太朗 
右投 奈良産大
      関口雄大 右外
滋賀大
杉本昌都 右捕
水戸短大付
2006
田中将大 右投
駒大苫小牧
北 篤 左内
小松工
  梶谷隆幸 左内
開星
高森勇気 右捕
中京
     
2006
大社
  高崎健太郎 右投
日産自動車
  木村雄太 左投
東京ガス
下園辰哉 左外
九州国際大
下窪陽介 右外
日本通運
吉原道臣 右投
ホンダ
 
2005
  山口 俊 右投
柳ヶ浦
  黒羽根利規
右捕 日大藤沢
       
2005
大社
  高宮和也 左投
ホンダ鈴鹿
  内藤雄太 左外
八戸大
三橋直樹 右投
日産自動車
     


指名ポイント
2010
ドラフト
先発投手  昨年のドラフトで右腕投手を積極的に指名した。加賀が1年を通じて活躍できたことは非常に大きいがローテーションは35歳以上のベテランとルーキーという中堅が存在しない形になった。ドラフトによる失敗が大きかったといえる。中堅どころの先発投手は数が欲しいところ。左右関係なくアナライズしているとはいえ、左投手は数は絶対的に少ない。その中で田中、眞下が出てきたのは大きい。
中継ぎ・抑え  トレードで積極的に動かしたものの、成績を残せる選手との差が大きい。牛田、真田に大きなウエイトがかかっているのを何とかしたい。抑えは山口に安定感が出てきた。寺原の使い方を考えたい。左は使える投手が0という悲惨な状況。出来るだけ数を多く欲しいところ。
育成投手  眞下、安斉、阿斗里、田中と順調に育つことができた。育成には余裕があるので、どんどん供給したい。
主軸野手  村田、吉村が2人とも不調となり苦しんだ。しかし筒香の成長は驚くべきで活躍は間違いない。北、下園という左に良い選手がいるため、前後を固める右の中距離打者が欲しい。外野手にポジションが空いている。
リードオフマン  石川、藤田に松本も1軍入り。梶谷や山崎など良い競争が出来ている。できれば世代の間隔があかないように高校生選手を1人指名したい。 ×
捕手  武山、黒羽根、細山田と、一長一短があるけど、良い競争が出来ている。このまま成長をしてもらいたい。 × ×
内野守備  藤田、山崎、石川に梶谷とそろっているが高校生を1人指名しておきたい。

ドラフト指名予想
傾向  過去5年間を見ても上位で指名した即戦力投手の活躍度が低いことがわかる。逆に高校生投手や野手は1軍に定着をしている。高校生を育てる戦略を徹底しても良いかもしれない。08年からチーム構成のリスタートといった印象で、野手、投手の軸が出来ている感じがあり期待できる。投手、野手のバランスは悪くないのだが、緊急的に投手を多めに指名しておいても良いかもしれない。
1位  指名ポイントから投手全般。特に若手の先発投手が左右関係なく欲しい。斎藤、沢村、加賀美、大野から1人指名できれば成功といえる。
中位  2位は1番目の指名順をいかして、貪欲に投手の指名を進めたい。大学・社会人の先発候補、または左の中継ぎ候補として、乾投手、南投手、また大学時代から高い評価だった岩見投手の指名がありそう。しかし即戦力投手の定着率の低さから、今年も高校生を指名する手もある。地元の一二三投手、プロ志望すれば広陵の有原投手などを指名したい。右のスラッガー候補の指名も視野に入れておきたい。
下位  右の中距離打者候補、遊撃手として育てたい高校生や、左腕の高校生投手を指名し、世代間の間隔をあけないようにしておきたい。


スカウト情報
役職 名前 経歴 担当地区 紹介
編成部長 岡本哲司 - -
編成部 高木由一 元打撃コーチ - -
編成部 宮本好宜 布施工高-同志社大-西濃運輸 近畿  
編成部専任部長 堀井恒雄 大谷高-大阪商業大 近畿  
編成部長補佐スカウト 武居邦夫 元国士舘大監督 関東  
スカウト 大久保弘司 下関商業 中国  
スカウト 宮内 洋 宇部商業‐住友金属 九州  
スカウト 欠端光則 岩手県立福岡高 東北  
スカウト 田中幸雄 電電関東 関東  
スカウト 河原隆一 横浜商高-関東学院大 関東 神奈川担当
スカウト 稲嶺茂夫  東海大相模−東海大 関東、東海  神奈川も担当
スカウト 万永貴司 姫路工‐中山製鋼 近畿  


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