ドラフト結果


C E G F YS Bs YB L D H T M
評価点 39 52 49 48 43 44 29 39 49 46 37 51
獲得点 23 36 41 43 36 36 22 32 44 40 27 43
合計 62 88 90 91 79 80 51 71 93 86 64 94
平均 8.9 8.0 11.2 10.1 11.3 11.4 10.2 10.1 9.3 9.5 10.6 11.7

評価点・・・私の個人的な評価ポイントです。5で活躍できる可能性五分五分、10だと確実に活躍する、という内容。
獲得点・・・ドラフト時点での獲得ポイント。他球団の競合の中から獲得した成果。10で12球団注目の超目玉級の獲得、5で2〜3球団が注目していた選手、1だと1球団のみが注目していたというもの。数値はおおよそです。

●評価点をみると、指名人数も含めて最も補強をしたのは東北楽天となりました。多くの選手を指名しあらゆるポジションを補強しました。その他千葉ロッテ、読売、中日、日本ハムも高い評価をしたという結果となりました。

●獲得点では中日が最も高い点となりましたがこれは、ドラフト的に人気の高い選手を獲得したという事で、他球団も狙っていた選手を指名したということになります。他に千葉ロッテ、日本ハム、読売が上位に食い込みました。

●合計では千葉ロッテが1位、中日、日本ハム、読売が今年のドラフトの勝ち組という事になるでしょうか。

●指名選手の数で割った数字が平均値ですが、これを見ても千葉ロッテが一番高く、質の高い指名をした事になります。続いてオリックス、ヤクルト、読売が続きます。 

千葉ロッテはペナントレース、アジア大会も含めて、ドラフトでも最も良い指名をしたという事になり、7冠獲得と言ったところでしょうか。

広島東洋カープ 評価39 獲得23 合計62点
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 鈴木将光  右右/外/中軸 遊学館  通産64本塁打というとてつもない数字の打撃よりも、肩と走塁のほうがいい、と言えてしまうくらいの高いレベルの選手。打撃は粗いが一発長打はものすごい。 9 7
高校2位 今井啓介  右右/投/先発 中越  肘のしなりを使ったキレのあるストレート、スライダーを投げるタイプの投手。肘の怪我などに注意をし、キレを伸ばすか、パワーをつけて大竹投手にようになるのか楽しみである。 5 4
大社3位 梵 英心  右右/遊/リド守 日産自動車  楽天も上位で指名を予定していた梵選手は、希望通り広島入りを果たした。ホームランも放つが基本は守って走る選手で、千葉ロッテ・小坂選手のような感じ。打撃は練習で良くなる、という広島の教育により打撃が安定すれば、チームの中心選手になれる。 7 3
高校3位 齋藤悠葵  左左/投/先発 福井商  長身左腕で柔らかい体、柔らかくしなる腕から切れの良いカーブを投げる。球速は130km〜135kmくらいだが、そのストレートの伸びとこのカーブで勝負をする感じだ。下半身に弱さを感じるので、走りこんで下半身を強化すれば、140km〜145kmはあっという間に行くだろう。そうなると、この左腕投手は今中クラスの投手になる可能性を持っている。ひところで言えば「しなやか左腕」。 5 4
大社4位 梅原伸亮  右右/投/即先発 京都学園大  182cmで145kmの球速というが、緩急と変化球で打ち取るタイプの投手。決め球のシンカーに磨きをかけ、プロでも確実に三振が取れるようになれば、ローテーション投手としても中継ぎ抑えとしても活躍できる。 5 2
高校4位 相沢寿聡  左左/遊/中軸 太田市商  135km前後の力強い球を投げ、斎藤投手とは違った形の左腕投手。インコースの速球で1試合15奪三振もマークするなど、三振の奪えるストレートを投げられる投手。 4 2
大社5位 飯田宏行  右右/投/即リリーフ ミネソタ  徳山大の時に150kmのストレートで注目されたが指名されず、ミネソタツインズの1Aでプレー。186cmから投げられるストレートとフォークに迫力がある。 4 1
 高校生ドラフトで片山投手を抽選で外したものの、広島にぴったりの選手がそろった。野手の鈴木選手は緒方選手を越える選手となる可能性が高そう。梵選手はポジションの固定できなかった遊撃手として、また緒方・前田・嶋・新井につなげるリードオフマンとして、地元選手としてもぴったりの選手である。
 高校生投手も今井投手、斎藤投手、相沢投手は即戦力の線はなく、短くて3年は有するが、うまく育てば広島にいないタイプの投手でありそれぞれ特徴のある投手なので、期待したい。
 ただし即戦力投手に関して、梅原投手良い球を投げるが、長谷川、大竹がまだ育ちきっていない状態のチームで唯一ローテーション投手といえる黒田投手とともにローテーションを投げられる投手はあと2人から3人は欲しかった。飯田投手は中継ぎ、抑え投手として指名していると思うので、制球力と必殺球のフォーク、スライダーを磨く必要がある。2年以内に活躍できないと、厳しいだろう。

 

東北楽天ゴールデンイーグルス 評価52 獲得36 合計88
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 片山博視 左左/投/先発 報徳学園   球速は130km前半だが腕の振りと変化球は特出しており、弱いと指摘される下半身を鍛えれば190cmの上体をもっと力強く使え、常時140kmのストレートを投げられるようになるだろう。 7 9
大社1位 松崎伸吾 左左/投/先発 東北福祉大  05年に成長した左腕投手。MAX146kmだが、基本的にはスライダーを駆使して打たせてとる投球スタイル。まだまだ成長中であり、どんなタイプに育っていくのかが楽しみな選手でもある。 7 5
大社3位 青山浩二 右右/投/先発 八戸大  川嶋、三木ほどの高い評価は無かったが、今年の候補の中では数少ない本格派投手といえる。スライダーは必殺球になる可能性も持っている。 6 5
高校3位 宇部銀次 右左/捕/リド 盛岡中央  夏の大会24打数18安打と打撃のセンスが高い。打撃を生かすために捕手ではなく内野・外野手に転向して、チームをリードする選手に。 5 3
大社4位 河田寿司 右右/捕/即守 三菱重工長崎  強肩でプロ複数球団の注目を集めた捕手。松永投手らをリードしたセンスもプロ即戦力の声が高い。 5 4
高校4位 枡田慎太郎 右左/外/中軸 智弁学園  京都田辺ボーイズ時に右のエースで4番の加登脇(北照→読売)とともに全国制覇を成し遂げ、全日本でもキャプテンを務めるなど、この世代のTOPの選手であった。智弁学園では2年の夏に1試合3連続本塁打を放つなど輝きを見せた。中軸としてチームのキャプテンに。 4 2
大社5位 西村 弥 右右/内/守 東京情報大  高い守備センスがプロの目にとまり、複数球団が獲得に乗り出すまでになった。中日・井端や千葉ロッテ・小坂のように守備で見せられる職人になって欲しい。 4 3
大社6位 木谷寿巳 右右/投/即リリーフ 王子製紙  高校時にキレの良いストレートで注目をしていたが福祉大を経ていよいよプロ入り。ストレート、スライダー、チェンジアップの完成度は高く中継ぎとして即戦力だ。 5 2
大社7位 井野 卓 右右/捕/即守 東北福祉大  福田、松崎など多彩な投手をリードした捕手。安定した守備で全日本チームのメンバーにも選出された。東北球団の目玉となる選手に。 3 1
大社8位 草野大輔 右右/内/即中軸 ホンダ熊本  全日本の主軸として世界大会でも活躍。170cmと体は大きくないが小さく見えない存在感がある。 4 1
大社9位 山崎隆広 右右/外/即打 NTT西日本  29歳でプロ入り。打撃の職人として、チャンスに強い打撃を見せてくれそう。肩も良く外野守備も問題ない。 2 1
 大量11人の指名はチームの基礎作りのためにいろいろなタイプの選手をとって可能性を見つけるため。全ポジションにまたがった指名であり、まさに全ポジション補強ポイントの球団の方針通り。昨年の一場投手のように将来の主戦、主軸となりそうな投手は片山投手だろうか。他の選手は周りを固めるタイプの選手といえる。松崎投手、青山投手、河田捕手、木谷投手は選手層を厚くする選手で、こまめに出場する機会があるだろう。5位・西村選手はヤクルトの宮本選手のように守備からレギュラーを獲得し打撃を磨いて、ゆくゆくはチームの中心となって欲しい選手、8位草野選手、9位山崎選手は即活躍を期待されており、逆に1年目から正念場だろう。リードオフマンタイプの選手の獲得がかなわなかったのは残念。

 

読売ジャイアンツ 評価49 獲得41 合計90
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 辻内崇伸 左左/投/先発 大阪桐蔭   156kmを投げる怪物左腕は、いろいろな課題も併せ持つが、体が丈夫なのが一番のポイントだ。厳しい練習をさせても壊れない体は、松坂に似ていて、やればやるほど成長する。ただしどうしても精神的な優しさ、穏やかさが見え隠れするため、今の感じでは良い球を投げるけれども、活躍ができないタイプに見えてしまう。練習を重ねて誰にも打たれないという自信をつけて、球にかする事もできないできないような球を見せて欲しい。必殺球はストレートだ! 9 9
大社1位 福田聡志 右右/投/即リリーフ 東北福祉大  高校3年時に147kmをマークして注目おり、大学1年で151kmを越える速球で目玉選手になる、と評価されていた。自認する変なフォームからキレの良いスライダー、ストレートを投げられるが、年々フォームや体つきがあ変わってきており、それに伴い制球やキレが劣ってきている感がある。トレーニングミスを表しているのか、フォーム改造のミスがあったのだろう。初心に返って、球速を伸ばすのではなく、球のキレを磨く事だろう。また怪我に対する体の強さも伸ばさなければならないが、やり過ぎないように。 8 8
大社3位 栂野雅史 右右/投/将先発 新日本石油  高校時149kmをマークし、片山・泉投手(ともにヤクルト)と共に150kmトリオとして注目されていた。ライバルが早々と球界を去った今、プロに入る。ただし社会人の伸びは正直なく、同じく日石から読売入りした小野投手の経歴に似ているのが怖い。球速もキレも落ちており、またピンチに崩れる場面もあって、投げること以外に課題が多そうだ。186cmの大きな体と140km後半を投げる事ができる素質を一から作り直して欲しい。 5 5
高校3位 加登脇卓真 右右/投/将先発 北照   ボーイズ全国制覇の立役者でいつもチームの中心にいた選手。北照でもチームのエースで主軸。大きな体に宿るパワーを生かして、投打どちらでも将来が期待できる。 7 5
大社4位 越智大祐 右右/投/将先発 早稲田大  大学1年2年時に負けなしの11連勝を見せたミラクル右腕。3年時に怪我でこの評価だが、4年の秋に復活の兆しを見せた。復活すれば驚くような活躍ができると思う。 6 7
高校4位 福井優也 右右/投 済美   強気の性格が持ち味。入団拒否だが前向きな入団拒否である。成長して将来ドラフト上位で指名されるよう応援します。 0 -2
大社5位 脇谷亮太 右左/内/即リド NTT西日本  守備的、そして走塁のスペシャリストとしての期待に答え、特徴を磨いて欲しい。そしてレギュラーをとって打撃を伸ばし、中心選手へ、という過程を見せて欲しい。 4 2
大社6位 深田拓也 左左/投/即リリーフ 中京大  愛知リーグでは安定感NO1のリーグNO1投手。大崩れすることが考えられない制球力があり、左腕からの強気な投球がリリーフ向き。 4 2
大社7位 会田有志 右横/投/将リリーフ 中央大  サイドからの140kmのストレートで下級生の頃は大学のエースとして活躍していたが、4年になり不調に陥った。リスタートしたい。 3 3
大社8位 梅田 浩 右右/外/即長打 創価大  長打力や強肩などすべてにパワーを持った選手。そのパワーに期待をかける。 2 2
 高校生で人気NO1辻内投手と、少々評価を落としているもののドラフトの目玉と言われていた福田投手の獲得に成功し、球界の盟主と言われた実力を発揮した格好か。3位栂野投手もドラフト直前に激しい攻防があったが2球団により熱くなっていた状態で獲得ポイントとしてはたいした事ないが、4位で越智投手を獲得できた事は大きい。逆に福井投手を逃したことは他の選手を指名することができた事も考えるとマイナスといえる。即戦力としては福田投手、脇谷選手、深田投手だろうか。栂野投手は将来性を期待している部分があり、会田投手は少し時間がかかるかもしれない。

 

北海道日本ハムファイターズ 評価48 獲得43 合計91
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 陽 仲寿 右右/内/中軸守 福岡第一  涙の記者会見もあったがプロ入りへ。高い守備センスと打撃センスそしてパワーは将来を期待せざるを得ない。松井稼のようになるか。 9 9
大社1位 八木智哉 左左/投/先発 創価大  選手権で奪三振の記録を作り、希望枠が決まってからの神宮大会出場決定戦で完全試合を達成するなど、他球団スカウトがその活躍に悔しがった。 9 7
大社3位 川島慶三 右右/遊/リド 九州国際大  俊足では今年NO1か。首位大社を2回取った打撃センスに加えホームランも打てる。球界を代表するリードオフマンに。 8 7
高校3位 木下達生 右右/投/先発 東邦  中日入りを熱望しながらも悩んだ末日本ハム入りを決めた。糸を引くように吸い込まれる外角ストレートは即戦力の可能性もある。 7 7
大社4位 武田 勝 左左/投/即リリーフ シダックス  ストレートのキレと勢い、そして変化球で緩急つけたピッチングができる。高めのストレートで三振を奪える。千葉ロッテ・藤田投手のようにリリーフ専門の投手として職人として活躍して欲しい。 4 5
高校4位 今成亮太 右左/捕/将守 浦和学院  チームを2年間リードし続け数々の競合と駆け引きをしてきた経験を活かす。打撃、パワーなどを時間をかけて付けてゆきたい。 3 2
大社5位 小山桂司 右両/捕/即守 シダックス  野村IDを叩き込まれたリードと強肩に期待。 3 2
大社6位 高口隆行 右右/内/即打 創価大  全日本選手権で安定した打撃を見せた。内野守備の安定感をつければレギュラーも見える。 2 2
大社7位 星野八千穂 右右/投/将先発 JR北海道  3年目の今年に成長した右腕エース。北海道の星として成長を続ける。 3 2
 上位4人は非常に高い評価ができる選手が集まった。陽選手は3年くらい書けてチームの中心選手に、木下投手はもしかすると来年にも1軍で投げる可能性があるくらいの完成度を持っている。八木選手、川島選手は今が旬な状態にあり、不安点が見らず即戦力度は一番高い。
 下位の選手はそれぞれの特徴を生かした活躍が期待される。今成捕手はじっくりと育てる方針だろう。星野投手は将来性を見込んでこちらも育てていく方針だろう。

 

ヤクルトスワローズ 評価43 獲得36 合計79
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 村中恭兵 左左/投/将先発 東海大甲府  しなやか左腕として今のヤクルトにはいないタイプの左腕投手。きれいなフォームから投げられるストレートとカーブで三振を奪える投手に。 7 7
大社1位 武内晋一 左左/内/主軸 早稲田大  高校時はホームラン打者として、大学に入りモデルチェンジ。確実性を持った中距離打者となって活躍した。青木、田中など安定した打撃ができる選手に続いて武内が主軸としてホームに返す展開が想像できる。 9 8
大社3位 松井光介 右両/投/リリーフ JR東日本  西武・伊東監督も欲しがった強気な143km前後の速球が魅力。横浜高校を代表する好選手の一人。リリーフして押さえにつなぐことができる投手だ。 8 7
高校3位 川端慎吾 右右/内/将守 市和歌山商業  はまったら長打がある打撃の改善ができれば、大型内野手として楽しみ。守備は井口のような堅さも見られる。 6 6
大社4位 高木啓充 右右/投/即先発 大阪体育大  ストレートとフォークの駆け引きで打ち取っていくタイプの投手。フォークを必殺球まで仕上げても良いが、チェンジアップ的な使い方で駆け引きを磨いても面白い。 6 4
高校4位 水野祐希 右右/捕/将守 東邦  強肩と安定したスローイングが魅力。打撃を磨いてポスト古田に。 5 3
大社5位 飯原誉士 右右/外/即リド 白鴎大  高校時は145kmをマークした投手として注目されていたが、制球力が無く指名されなかった。50m5秒台の俊足を生かしてリードオフマンとして生まれかわり、平野投手からホームランを放つなど、強い背筋力からのパンチ力も持っている 2 1
 安定したドラフト戦略といえる。主戦主軸候補しては武内選手を取り、村中投手もその可能性をもっている。その他の即戦力選手は周りを固める選手。高木投手も制球力次第ではローテーションに入ってくるかもしれない。松井投手は中継ぎとして即戦力度は高い。川端選手、水野選手は時間をかけたい。

 

オリックスバファローズ 評価44 獲得36 合計80
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 岡田貴弘 左左/外/主砲 履正社  打撃の怪物は。振りはシャープで才能と努力で作り上げた感じ。見ていて不安感がないスイングに驚くようなスイングスピードがある。必ず育てて欲しい。 8 7
大社1位 平野佳寿 右右/投/先発 京都産業大  140km前半のストレートを考えられた配球の通りに投げ、他の変化球との絶好のコンビで三振を奪ってゆくのだが、1つ1つの球種にキレと意思がこめられている。ただの制球力だけではこの安定感は出せない。 9 8
大社3位 岸田 護 右右/投/先発 NTT西日本  東北福祉大でも140km中盤の速球で注目されていたが社会人で伸びが加わり今回晴れてプロより指名された。乗っている時の投球ならばローテーションの一角を狙える。 6 6
高校3位 柴田亮輔 右左/内/将守 愛工大名電  大型内野手の迫力を見せてくれる選手。大型であるが守備の動きなどは膝も柔らかく、攻撃面でもバントやエンドランなど技をたくさん使える。 6 5
大社4位 森山 周 右左/内/即守リド ヤマハ  走塁と守備は即プレーできる感じ。バッティングにもクセは無く、対応力もある。 6 4
大社5位 中山慎也 左左/投/即リリーフ JR東海  140kmの空振りの取れるストレートと見逃し三振を奪えるカーブを持っており、リリーフとして即戦力。 5 4
大社6位 妹尾軒作 右右/投/即リリーフ 一光  大体大時代に140km後半の速球で注目された。球の勢いでの勝負では負けない。 4 2
 先発候補2枚を加え、中継ぎを左右2枚獲得した。特に平野投手は主戦となれる選手。投手は即戦力を考えた補強。野手は将来性を見越してチームの主軸となる選手を獲得。し大型リードオフマンも獲得。森山選手も将来性も即戦力度もあり、全体的にバランスが良く、高度な指名ができている。

 

横浜ベイスターズ 評価29 獲得22 合計51
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 山口 俊 右右/投/即先発 柳ヶ浦  1年の時から注目されており、センバツで打たれたものの151kmをマークした大型本格派右腕投手。贔屓無しで今年のNO1右腕投手。怪我が心配だが、フォームに癖も無く、球速でなくキレができるような練習をしれば、1年目からも十分に活躍できる素質を持っている。 9 8
大社1位 高宮和也 左左/投/即リリーフ ホンダ鈴鹿  短いイニングならば145kmの速球を内角に集め、切れの良いカーブで、中継ぎ即戦力左腕投手としてはNO1の評価。先発の時にはややムラがあるため、安定感がポイントとなる。 8 7
大社3位 内藤雄太 右左/遊/中軸 八戸大  大学選手権で打撃のセンスを見せた。足は速くはない。中軸を任せられる打者としてパワーをつけ、チャンスに強い選手となって欲しい。 7 5
高校3位 黒羽根利規 右右/捕/将守 日大藤沢  まだまだ荒削りだが、肩の強さと俊敏な動きに将来性を感じさせる。 3 1
大社4位 三橋直樹 右右/投/即リリーフ 日産自動車  伸びるストレートと安定感でロングリリーフの場面で登場しそうだ。神奈川野球構想の一貫もある。 2 1
 獲得を狙っていた栂野投手を読売に、ホンダ熊本の川崎投手を千葉ロッテに指名された。高校生ドラフトでは荒川捕手や細谷選手を指名されている。昨年は大成功を収めた囲い込み戦力が今年は脆く、結果として必要な戦力が整わなかったのは戦略の失敗といえる。また情報が外部に漏れており、他球団に直前で指名されているケースが目立つ。この点は課題となるだろう。
 ただそんな中でも上位3人はすばらしい指名で、山口投手は主戦となる選手。下位3人は神奈川県出身の選手で、栂野選手も含めて神奈川野球構想が動きだしたようだ。

 

西武ライオンズ 評価39 獲得32 合計71
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 炭谷銀仁朗 右右/捕/中軸 平安  伊東監督が心から望んだ大型捕手。通産48本塁打の打撃は中軸を打てる。 8 7
大社1位 松永浩典 左左/投/即先発 三菱重工長崎  楽天なども獲得を狙った杉内2世といわれる左腕投手。ストレートにキレがありストレートで三振が奪えるところが魅力。 7 8
大社3位 吉見太一 右右/捕/守 サンワード貿易  京都成章高校時に古岡投手をリードして夏の選手権決勝に進み、松坂投手にノーヒットノーランをされた。いまその松坂の球を受けることになった。立命大で児玉投手、村田投手などをリードした。 5 4
高校3位 田沢由哉 右右/投/先発 旭川大高  肘をしならせた右腕から140km後半の速球を投げる。見てみると確かに隠れた逸材で、この投手がなぜもっと注目されなかったのか疑問に思えるほど。 7 4
大社4位 西川純司 左左/投/将先発 三重中京大  球速は135km前後だが切れのある速球を投げる左腕投手。細いからだを柔らかく使って投げ込む。チェンジアップが特徴で左の西口投手のような感じに成長できるか。 5 4
高校4位 田中靖洋 右右/投/先発 加賀  千葉ロッテの兄と共に加賀エクスプレスとして注目を集めた。千葉ロッテや横浜も注目した投手。 5 4
大社5位 山本 歩 右右/投/リリーフ 関学大  準硬式で全国制覇をした投手。スライダーやツーシームなど動く球を駆使する。 2 1
 高校生ドラフトでは伊東監督の思い通り、将来性豊かな捕手を獲得できた。しかし大学社会人ドラフトでは熱望していた松井投手をヤクルトに指名され、監督は激怒したという。今の西武は投手も野手も補強ポイントとなっており、それも主軸・主戦クラスの即戦力が必要な状態となっている。松永投手は今のところ主戦クラスという感じがしない。来年は主軸・主戦の獲得に向かうだろう。
 炭谷選手は主軸となる可能性がある選手、また田沢投手は昨年の涌井投手クラスになる可能性があると思われ、田中投手、西川投手も含めて将来的には楽しみな指名となった。

 

中日ドラゴンズ 評価49 獲得44 合計93
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 平田良介 右右/外/主軸 大阪桐蔭  天才的なインパクトの瞬間を持つ。振り回したバットを力の入ったポイントでボールに当てることができるといった印象。肩と足も甲子園で披露済み。韓国でいためた肩が重度の亜脱臼と診察された。選手生命に影響しないことを祈る。あの打棒プロでも見せて欲しい。 9 8
大社1位 吉見一起 右右/投/将先発 トヨタ自動車  金光大阪時代も伸びるストレートで注目されたがトヨタ自動車に進み、昨年のや都市対抗や日本選手権で実力を見せ、ドラフト上位の目玉候補として注目を集めた。しかし12月に手術をし登板の機会をあまり持つことができなかった。伸びあるストレートは魅力でありまずは復活を。 8 6
大社3位 藤井淳志 右両/外/即守 NTT西日本  外野からの送球はイチロークラスといわれる。低い起動のバックホームは見る者を魅了する。 5 6
高校3位 春田 剛 左左/外/将主砲 水戸短大付属  右に左に長打を放つ長距離砲といえる。大会で長打率10割を記録したこともある。 6 5
大社4位 新井良太 右右/内/将主軸 駒沢大  広島の兄クラスの体の頑丈さを大きさとパワーを持っており、また粗さも持っている。兄のように鍛えて鍛えてホームラン王を獲得できるように。 5 6
高校4位 高江洲拓哉 右右/投/将先発 府中工  都立の星として注目され、140kmの速球を王者・三高に投げ込んだ。体も大きく、素質と将来性に期待。 3 4
大社5位 柳田殖生 右右/内/即リード NOMOクラブ  守備力、強肩、そして足が注目の守備的スペシャリスト。NOMOクラブ初のプロ入り選手。 4 3
高校5位 金本明博 右右/投/将リリーフ 酒田南  切れの良いストレートとスライダーで甲子園で2勝を挙げた。強気な投球と切れのある変化球は全球団のスカウトも注目した。 3 2
大社6位 斉藤信介 右右/投/即リリーフ NTT西日本  昨年の日本選手権でオーバースローで150km近い速球を見せて活躍、ドラフト上位候補と目されていたが今年は成績が振るわずこの評価となった。 4 2
大社7位 佐藤亮太 左左/投/将先発 國學院大  186cmの長身左腕だが投球タイプは技巧派。スライダーを多投して打ち取るスタイル。 2 2
 将来の主砲に育ちそうな選手を複数人獲得し、投手は即戦力を指名と落合監督の意思を尊重した指名となった。また野手の即戦力も一芸(特に守備)が魅力な選手で、守りの野球を徹底する落合監督の意思をこちらも反映している。チームの方針を徹底したドラフト指名だった。

 

福岡ソフトバンクホークス 評価46 獲得40 合計86
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 荒川雄太 右右/捕/中軸 日大高  陽選手を逃しての指名で強肩が特に魅力。打撃のパワーもある。ドラフト的には2位3位クラスの選手だろう。 7 6
大社1位 松田宣浩 右右/内/将中軸 亜細亜大  高校時50本塁打を放ち、東都でも順調にホームランを重ねていた。高校時は長打だけでなく走塁、遊撃の守備も注目を集めていた。本塁打は多いものの打率の数字が低く、バッティングを見ても硬さもある。広島・新井選手のように鍛えて鍛えて本塁打王を取れる選手へ。 7 7
大社3位 藤岡好明 右右/投/即リリーフ JR九州  春に149kmをマークしたサイドスロー投手。中継ぎリリーフとして速球で右打者のインコースをどんどん突いてゆく投球ができれば、即戦力だ。 6 6
高校3位 大西正樹 左左/投/将先発 神戸国際大付  鋭いカーブと角度とキレのあるストレートで甲子園でも活躍した。それぞれの球があと少し伸びれば、1軍での登板もあるだろう。 5 6
大社4位 甲藤啓介 右右/投/即先発 近畿大  高知高校時にも注目されたが、大学4年にようやく成績を上げる活躍を見せた。変化球を混ぜた投球スタイルにシフトして9戦9勝をマーク。プロ入りの切符を手にした。プロでも自分のスタイルを確立して欲しい。 5 5
高校4位 大田原隆太 左左/投/将先発 都城工業  189cmの長身左腕で手が横気味から出てくることから和製ランディジョンソンと呼ばれている。夏の予選でノーヒットノーランを達成。まずは下半身の安定を。 5 4
大社5位 本多雄一 右右/内/守リド 三菱重名古屋  小柄で俊敏な選手。守備的選手として、守備、走塁の場面でチャンスを掴んで欲しい。 3 2
高校5位 川口容資 右右/投/即先発 楊志館  がっしりした体から投げ下ろす144kmの速球は将来性を感じる。 3 2
大社6位 柳瀬明宏 右右/投/即リリーフ 龍谷大  2年時にリーグ記録となる1試合18奪三振を奪うなど、140km後半のストレートとスライダーでドラフトの目玉候補といわれていた。怪我により4年ではほとんど登板をせず、社会人入りが決まっている。 5 2
 ソフトバンクらしからぬドラフトと言える。高校では抽選で陽選手を外し、繰上げ指名となっていった。また大学・社会人でも絶対の希望枠選手を確定できず、後手後手に回っている印象があった。ドラフト上位なので、これが普通なのかもしれないが。
 主戦主軸となる選手としては松田選手が上げられる。即戦力として藤岡投手を中継ぎで即使ってくるだろう。主美容院で本多選手を獲得、柳瀬投手は獲得できたら、という指名だろう。本来の実力なら上位指名される選手だ。
 荒川、大西、大田原、川口投手はじっくりと育てたい。

 

阪神タイガース 評価37 獲得27 合計64
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 鶴 直人 右右/投/将先発 近大付属  球のキレの威力なら高校NO1という投手だが、最後まで全国でその姿を見ることができなかった。夏に登板できなかった肘の具合が気になるところ。相当肘に負担がかかる投げ方なので多少球速を抑えても負担がかからない形にしたほうが良い。球のキレと肘の怪我は諸刃の刀だ。 8 7
大社1位 岩田 稔 左左/投/即先発 関西大  150kmの速球を投げる左腕投手。糖尿病と付き合いながらで負担もあるかもしれないが、活躍して見せて欲しい。 7 7
大社3位 金村大裕 右右/投/将リリーフ 大商大  140km後半をマークするが、投手としてのフォームがバラバラ。それで140km後半なのだから素質は十分ある。 5 6
高校3位 若竹竜士 右右/投/将先発 育英  147kmの速球を投げる速球派といえる。スライダーなど変化球のキレが増せば、1軍マウンドが見えてくる。 7 5
大社4位 渡辺 亮 右右/投/即リリーフ 日本生命  鳴門工業時代にはスライダー投手として、大学時代には制球力を持つ150kmの速球派として注目されていた。社会人に入りその速球を生かしてリリーフで活躍した。 6 4
高校4位 前田大和 右右/内/将守 樟南  スケールの大きな守備アクションに魅力を感じる。 4 3
 とにかく速球派の投手を集めた。また即戦力はすべて地元関西勢だった。藤川、久保田の活躍により指名方針が速球派投手に固まっているようだ。来年は野手の指名があるだろう。
 主戦となりそうなのは、鶴投手。もし再び登板する事が可能ならば、中日・中里投手のようなセンセーショナルな登場をするだろう。しかし今のままでは短命で終わるようなイメージがある。フォームなどを十分検討し、怪我の無いように活躍して欲しい。

 

千葉ロッテマリーンズ 評価51 獲得43 合計94
名前 投打/守/タイプ 所属 紹介 評価 獲得
高校1位 柳田将利 左左/投/先発 青森山田  149kmの速球と鋭いカーブで来年の目玉、大隣投手のような感じになれば最高だ。そのためには制球力重視である。打撃も捨てがたいが。 8 8
高校2位 林 啓介 右右/投/将先発 福井商業  本格派投手といえる。昨年からセンバツまでの成長は予想を裏切るほど伸びた。まだまだ伸びる要素はある。できれば自分の自身の持てる変化球を身につけて欲しい。 7 7
大社3位 根元俊一 右右/遊/主軸 東北福祉大  三拍子そろった選手、特に守備力が高い。小坂、藤田、などレベルの高い遊撃手争いに参加できるレベルにある。 6 6
高校3位 末永仁志 右右/投/将先発 南京都  未完の大型右腕投手。まずは体を作ってスケールをどんどん大きくして欲しい。 5 4
大社4位 川崎雄介 左左/投/即リリーフ ホンダ熊本  140km中盤の速球とスクリューで中継ぎ左腕投手として十分成績をつめる投手。まだ伸びる。 7 6
高校4位 細谷 圭 右右/遊/中軸 太田市商業  通産46本塁打の遊撃手というと、硬いイメージを思い浮かべるが、守備も柔らかく強い肩も持っている。将来がかなり期待できると思っている。 7 5
大社5位 古谷拓哉 左左/投/即リリーフ 日本通運  140kmの速球を武器に先発、中継ぎとフル回転した。プロでは中継ぎとして藤田投手を助けたい。 5 3
大社6位 相原勝幸 右右/投/将先発 富士大  150km近い速球をマークする投手。アンダースローをオーバースローにして注目されたのだが、アンダースローとして注目している球団もあった。素質の高い投手。 6 4
 隠密ドラフトが功を奏して、ドラフト指名が最後ながら、良い選手を確保している。主戦となりそうな柳田投手を獲得しており、即戦力の根元選手、中継ぎ左腕として川崎投手と古谷投手を指名した。また将来性豊かな右腕として林投手、末永投手、相原投手を指名、細谷選手も将来が楽しみ。ポイントとバランスを抑えた指名で、他球団の手本となりそうだ。