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近況報告

第14回は、梅澤 輝泰さんです。

皆さんに近況報告をお願いすることがあると思いますが、是非こころよいお返事をお待ちしています。また、ちょっとしたニュース・報告もお待ちしています。

早いもので卒業してからもう10年が経ちました。
皆さんそれぞれにいい人生を歩んでいることとお慶び申し上げます。

さて、私はというと、卒業後に昭和の医学部生理学教室の大学院生となり、皆さんが経験することのないような貴重な経験の数々を経て、大学院卒業後はそのまま生理学教室の助手となりました。研究室では、ラットの脳や神経や腸管やらいろんなところをテーマに実験したり、分子生物学的な手法で細胞の培養をしたりと、歯科領域のこととは全く関係ないことをやっていました。研究の合間には、看護や柔整や鍼灸の専門学校で生理学の教鞭をとったりして生計を立てていました。当初、そのままこっちの道で行くからいいか、なんてマイペースに過ごしてましたが、助手2年目に入ってきた大学院生と結婚することになり、彼女と生理学の教授夫妻を仲人にする・しないでもめた挙句(教授夫妻は仲人なしはあり得ないというトラディショナルな方たちでした)教室を捨て、今の奥さんを選んだという顛末です。教室を辞めた私は、路頭に迷いに迷った末に研究者をやめて臨床をやろうと決めました。でも、すでに卒業して6年も経っていたので、錆つくというか、もともとそんな腕もないわけで、最初に勤めた歯科医院では年下の院長からこっぴどく
叱られる毎日でした。

ただ、その時経験した悔しい気持ちは、今の自分の糧となっている気がします。周りを見渡しても、同期は開業した人も増えていて、遅れを取り戻さなくてはと正直焦っていました。それから3年が経ち、ようやく自信もついてきたので、家内の実家の建物を一部借りて、昨年10月に開業に踏み切りました。場所は静岡県沼津市です。7月に引っ越し、8月には長男が生まれ、てんやわんやの中での準備でしたがなんとか開業日に漕ぎ着けました。世の中は
100年に一度の不況という厳しいところでの開業になってしまいましたが、これを乗り越えれば次の100年は大丈夫というポジティブな発想で、現在頑張っています。東京の両親には寂しい思いをさせてるかもしれませんが

沼津は海の幸も山の幸も豊富で温暖な良いところです。東京からも新幹線で
1時間ほどの便利さですので、お近くにお越しの際は是非、お声をお掛けください。

また、会長杯ゴルフコンペの幹事を第一回よりやっています。まだ参加人数が少ないコンペです。ゴルフ始めたばかりの方でも気軽に参加出来ますので、どしどしご参加お待ちしています。日程などはホームページの掲示板に書き込んでおきますのでよろしくお願いします。