第四回は、谷口崇拓さんです。
皆さんに近況報告をお願いすることがあると思いますが、是非こころよいお返事をお待ちしています。また、ちょっとしたニュース・報告もお待ちしています。
ちょっとしたニュース
赤坂：結婚，鼠径ヘルニア（脱腸）で入院オペ
オリビー：ハーバード大学へ留学
高場：７月に結婚
これらのニュースの記載は本人に了解を得ています。
皆さん、お久しぶりです。谷口です。
私は２０００年の１１月に結婚し、現在はアメリカのフィラデルフィアにある、ペンシルバニア大学の歯周治療科Postdoctoral programにいます。
Postdoctoral programとは日本で言う大学院のようなものなのですが、むしろ専門医を育成するためのプログラムであり、phＤを取る目的としたプログラムとは異なります。私の場合で言えば３年間のプログラムを終えたところでCertificate（終了証）をもらい、あえて歯周専門医として名乗ることが出来るようになります。私は苦戦しつつも３年生となり、来年６月卒業予定（あくまで予定）です。
プログラムの内容といいますと、朝は７時からセミナーがあり、９時から５時までは診療になります。セミナーはプレゼンが主体なので担当の学生がケースプレゼンをしたり、テーマによって論文のReviewをするのですが、自分の番に１時間半から２時間のプレゼンを用意していくのが結構きついです。もちろん英語です。
診療は実際患者を診るのですが、ペリオはもちろんインプラントの比重も多く、またぺリオやインプラントのための矯正もやります。私のような英語もろくに喋れない日本人に患者を診せさせてくれるとはアメリカはなんて心の広い国なのだろうと思う半面、患者とのコミュニケーションに悪戦苦闘の毎日です。
さて、フィラデルフィアと言えばみなさんは何が思い浮かぶでしょうか？大抵の人は「クリームチーズ？」と言います。その他よく聞くのは「映画であったよね、フィラデルフィア、エイズのやつ」「フィラデルフィア染色体？」ぐらいなものです。
そこで、少しフィラデルフィアがどういう町なのかお話します。フィラデルフィアはアメリカで５番目に大きい都市で、独立宣言が調印された古い町です。位置的にはアメリカ北東部ニューヨークから南に車で２時間ほどの所にあります。５番目といっても人口で数えているので、中心地はどこかこぢんまりとしていて大都会というほどではありません。映画では「ロッキー」、「シックスセンス」などの舞台となっています。ちなみにクリームチーズとの関係はよくわかりません。
話しは変わりますが、昨年、娘が生まれ１歳を迎えました。子供の成長を励みに卒業に向けてラストスパートしています。また日本で皆さんに会えるのを楽しみにしています。
谷口崇拓