1-100 FORCE IMPULSE GUNDAM

一度も、たった30分も!SEEDを見たことのない管理人が挑むは1/100フォースインパルス。で、
できるのか!?あら、できちゃった。なぜなら相手はフレームなし。ごっつあんです!


 

まぶしく暖かな日曜日の午前中、ウィークデーの喧騒を忘れ、作りかけのキットを童心に帰り引っ張り出す。プラモデル好きにとっては至福の時のひとつであろう・・・

・・・などと、昼間っから「ジェットストリーム」を気取っている間にも、キットが 程よく組みあがってきたようです。んー、やっぱり種類を問わず、「ガンダム」はスタイリッシュでかっこいいです。

ちなみに、MGとは違ったこの1/100シリーズ、内部のフレームが無いおかげでシンプルで組み立てやすいのが最大のメリットでした。 「 ホッホッホ、管理人向け。」



今回、グリップにはB-CLUB社製 「HDM(ハイディティールマニュピレーター)フォースイパルスガンダム用」を使用しました。セットに入っているのは、写真左上より、フォールディングレイザーの持ち手、通常の握り拳、シールド保持用握り手、そして下段のビームライフル用握り手です。

しかしこのHDM、いかにガレージキットの一種とはいえ、このパーツ量、そしてこの精度で1500円超えとは少し割高なのでは・・・。これだけ流通しているのだし、願わくばもう少しコストダウンしていただきたいところです・・・今回はキヨミズの舞台から飛び降りてしまいましたが、普段、私的にはどうしても買うのをためらってしまう一品なのでありました。 ええい、ただの手のくせに!

さてさて、でもって対装甲兵器フォールディングレイザー仕様のワンショット。今回HDMを使用した一番の理由はこの握り手、特に逆手持ちになっている左グリップがものすごくかっこよかったからに他なりません。HDM、繰り返すようですが、もう少しだけリーズナブルにしてください。せめてラーメン一杯くらいのお値段でなんとか・・・

【塗装について。その1】
アクセント性を重視し、胸の排気口(?)枠の部分を金色に、また、全身レッド部分には蛍光色を混じらせてみました。んー、しかしこれだけ蛍光色を前面に出すと一気におもちゃっぽくなってしまいますね。いかにアクセントとはいえ、蛍光色、次はもう少し狭い面積で抑えときましょ。

 

 おおっと、インパルスガンダム完成です。肩の高径アップ、なかなか決まったぢゃないですか?改造部分は下記を参照してくださいね。  しかしながらインパルス、組みあがってみるとやはり従来の骨太ガンダムに比べキャシャなデザインであります。特に下半身なんかは顕著ですね。ま、しかし・・・つま先まで流れるような脚部のラインは、従来のガンダムには見られない究極の美しさ。ある意味モデル体型ですかな。管理人は結構好きかも知れません。ちなみにインパルスガンダムってのは、その後に大げさな武器をあれこれ装備するためどうしても「やせた素体」でなければならないのです。と、勝手に理由付けしてみたり。






【 主翼の改造について少々 】
翼がVの字を仰ぐように主翼基部に簡単な改造を施しました。まず、主翼の根元にPカッターで深めにスジを彫り、ラジオペンチで慎重にスジ彫ったパーツを曲げ広げます。このとき決して破折させないように注意します。次にその広がった溝にアルテコを流し固めてしまいます。このとき、接着力の弱いポリパテ類はお勧めしません。結果、これだけの改造で40度くらいの仰角アップができました。(写真右)なお、主翼は2.5センチほど延長しています


【 肩形状の改造についても少々 】
アンテナのシャープ化の他、ショルダーアーマーを大きくする改造もおこなっています。まず写真白丸印の部分に1ミリ厚のプラバンを貼っています。また黄色丸印の部分を水平にカット、1.2ミリ厚プラバンを挟み込み、表面を平らに整形しています。結果、これにより肩アーマー全体で2ミリ程度上下方向に大きくなりました。
何故このような改造をしたかというと、 このキット、決して肩アーマーが小さかったわけではなかったのですが、素のままだと両肩の線から頭だけポコッと飛び出た感じが強かったのです。そこで相対的に肩を上方向に大きくすることで頭を引っ込めようという狙いでした。プラバンを貼ったおかげでエッジもきれいに出たし、結果オーライじゃないですか!と自画自賛であります。


【ちなみに】 肩アーマーを上に拡大するってことは、当然ながらニノウデとの間に隙間ができてしまうわけでございます。(写真左)
よって、その隙間部分を視覚的に埋めるよう、急遽内側に1枚別のアーマーを設置しちゃうのであります。(写真右)


 

【塗装について。その2】

本体の白い面、およびブルーの面はグラデーション塗装をおこないました。ブルー部分の諧調はきれいに出てくれたと思うのですがいかがでしょうか なお、白い部分はベースに中島系の明灰緑色、ハイライトにホワイトを用いました。ホワイトの塗膜は厚くせず、全体がややグレートーンに落ち着くことを狙いました。

デカールは各所にウェーブ社の「Xデカール2」および「3」を使用しました。

そうそう、管理人の好みは、この肩に貼ったみたいな小っこい文字がいっぱい書いてあるタイプだったりします。(ちなみに読んでみたものの意味不明でした。ドイツ語かなんかでしょうかね??大学時代、管理人はフランス語選択だったんでフランス語しかわかランス。失敬・・・)


【 感想 】

初めて作ったSEEDの1/100シリーズですが、要はMGのような精巧な内部フレームが省略されているキットでして、これは昔なつかしい初代1/100スケールのガンプラを連想させるのであります。

無論、簡素がゆえ、しっかり作ろうと思えば塗装時のマスキングや、手順を踏んだ段階的な合わせ目消しが必須となりましょうが、四十路近い管理人的には、ある程度出来上がるまでいったいどこの部分かもよく分からないままにフレームパーツをいじらされるよりも、より早く完成体を拝められるこちらのシリーズで十分なのかなあと思えたりもしました。

また、あくまでも「本棚に飾る」のが最終目的の「ミノフスキーカフェ」では、決してアクロバティックなポージングも必要としませんので、可動域もさほどで広くなくて良く、なにしろこのシリーズ、安価な点が最高にグーなのでありました。