1/100 Master Grade MS-06 F-2 ZAKU F2
customized for Anavel Gato



1/100 マスターグレード MS-06F2 ザクF2型改造
【 アナベル・ガトー大尉専用高機動型F2ザク 】
こんにちは、管理人の daimon2511 です。
今回は、先日アップした【 シン・マツナガ大尉専用高機動型F2ザク(セカンドバージョン) 】とほぼ同時製作しておりました、【 アナベル・ガトー大尉専用高機動型F2ザク 】をご紹介します。
本作も 1/100 MG ザクF2型を改造したもので、MGジョニーライデンザクからのバックパックの移植や、スネ部のバーニア追加等、基本的な改造工作は前作【シンマツザク】とほぼ同じです。
いわば兄弟機、言うなればただの「色違い」ではありますが、両者は互いを参考にし互いに改良しつつ組み上げたため、カラーラングはもちろんのこと、ディテールにも若干の差があります。
なお、おおまかな工作については前作と共通ですので、詳細は【 シンマツザクギャラリー 】、および製作日記【 ザクログ 】をご参照していただければと思います。



前作、シンマツザクとの違いをいくつか挙げていきたいと思います。
まずはモノアイ。発光のしくみはまったく同じですが、LEDは機体色に合わせブルーのものを使用しました。そう、あの一連の訴訟問題で有名になったブルーのLEDです。以前からプラモに使ってみたかったブルーLED。コストor生産性の問題からでしょうか、はたまた開発費or特許がらみでしょうか、他の色のLEDに較べるとその単価は割高です。でも、これだけ綺麗に発光してくれたのでまったく問題なし!使ってみて良かったです。
頭部アンテナはオリジナル製作です。もともとはMGライデンザクに付属してくるアンティーク型の羽飾りを装着していたのですが、スミイレに失敗してこれを見事に破折。また、通常の形(アニメ版?)のザクアンテナに戻してみたものの、どうもイマイチ個性が出ないなあ、ということで断念しました。結果、「んー、面倒くさい・・」とぼやきながらもプラバンを用い新たに製作。ちょっと長めでシャープなものを取り付けてあげました。どうです?それなりに主張しながらもちゃんとなじんでいると思いませんか?



全身は、やや変則的なスプリット迷彩で塗装。単調な青とグリーンの塗り分けにアクションを付けてみました。でも、いつもどおり混色は適当だったのでほとんどカラーデータはありません。一応、関節部はネービーブルーにパールコーティング。バーニアは前作と異なりクレオススーパーメタリックシリーズの「スーパーアイアン」です。また今回はとくにデカールを多用しました。これにより家にあった白コーションデカールはすべて完売。きれいさっぱり無くなってしまいました・・・でも、余らせておくよりは使ってナンボですよね。



一枚目の写真と同じアングルですが、発光の写り具合を見たかったため、トップからのライトを消し、少々暗い環境で撮り直してみました。
最近はソフトを使うことで、画面上のいかなる部分をいかなる色にも光らせることが可能になりました。しかしそれは、「イラスト」としてならともかく、「プラモ完成作品」としては残念ながら紹介できないでしょう。
一方、目を光らせる事で「おもちゃっぽさが増す」とか、「プラモの芸術性が失われる」というような意見も聞かれます。しかし仮に「発光ギミック」がおもちゃであると言うのならば、キャラクターモデル全般に見られる「可動ギミック」もまたおもちゃの代名詞であると私は思うのです。
皆さんはHJ誌が1980年代初頭に刊行した、初めてのガンプラ特集別冊、[ How To Build GUNDAM ] をご存知でしょうか? 当サイト管理人がいまだモノアイ発光ギミックに惹かれる理由は、まさにその本に収録されていた、あるジオラマ作例(たしかジャブローだった)まで歴史をさかのぼるのです。ちなみに [ How To 〜 ] には、まだ若かりし頃の小田雅弘氏、川口克己氏、山田卓司氏、デビューしたてのマックス渡辺氏らの意欲的な作例がセンセーショナルにたっぷりと掲載されていました。ページにプラカラーがべっとり付くまで読みふけったその本は、まだ模型誌そのものが今ほど流通していなかった当時、私達兄弟にとって、まさにバイブルとも言える書でした。



【ランドセル】
ランドセルは今回もJ・ライデン機のものに交換。さらに、元々ランドセル上部についている「コの字」型のバー(フック?)は切り取り、代わりに2本のアンテナを装備しました。

【ショルダーアーマー】
ショルダーアーマーのトゲについて。前作「シンマツ」ではMGライデン機付属の長めの物を流用しましたが、今回は短めの物しかジャンクが残っていませんでした。尖らせた方法は前回と同じです。詳細は前作の製作記をどうぞご参照ください。



サイドビュー。前回ご紹介した改造によりプロペラントタンクは上下可動します。あと、今回はランドセルに付いているバーニアも交換しています。また、そのバーニアの外側についていた羽状のパネルは思い切ってカット。バーニアをより見えやすくしています。



右肩のシールドです。ガトー大尉が常に302番を付けていたかどうかは知りませんが、MGガトーゲルググの完成見本がそうなっていたので一応こちらも同じにしました。なお、ガトーは一年戦争で計8隻の戦艦を撃沈した事になっていますがこのデカールでは5隻。この機体に乗っていたころはまだ5隻しか撃沈していなかった、ということにしてください。
・・・ え?どうでもいい?



プロペラントタンク右と左。タンクは前作より一回り小さいものを使用しました。というのも、ウェーブのワンセットの中に同じサイズのものがなかったためです。
なお今回は、移植したランドセル内のプロペラントタンク部分も白く塗り分けています。



また今回は、台座を作らずプラバンによりスペシャル(?)電池ボックスのみを作製。簡単かな?と思ってたのですが、実際やってみるとこちらの方が手間がかかりました。



武器類は前作とまったく同時に作ったので、
改造、カラーリング、デカーリングともほぼまったく同じです。
・・・ なので写真も使いまわし。




ガトーザク、写真が少ないのでこれにて終了です。最後までご覧いただきありがとうございました。なお、近々エアーブラシを新調しますので、今までのコンプレッサー「みにまるくん」で塗装するのはこれが最後の作品となりました。みにまるくん、毎回熱〜くなりながら最後まで炎上せずにありがとう。なぜだかあまり水も噴き出すこともなく、5年間君はよくがんばってくれた!君はうちにやってきて一年間は放置されていたけど、最後に納得できる作品を作ることができて管理人はとてもうれしいぞ〜。

ところで・・・
どなたかこの「みにまるくん」欲しい方いませんか?先着1名様、送料出していただけるならタダでお譲りいたします。「熱くなる」といっても故障しているわけでなく元々そういうマシンでして、これからもまだまだ現役でいけることでしょう。オイルレスダイアフラム方式!小さきボディに最高0.4Mpaの圧力!わりと低騒音!エアブラシはこれからというモデラーさん、いかがでしょうか?メールください。

ではでは、次回作(未定)でまたお会いしましょう。
daimon2511。