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ホルモン療法
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ホルモン療法とは
乳がんはエストロゲンというホルモンの影響によって発生・増殖すると考えられています。ただし、ガンのタイプによってはもともとホルモンの影響を受けないものもあり、また途中から悪性度を増す形でホルモンの支配から抜け出てきたものもあります。ホルモン剤の効果が期待できないタイプのガンには抗癌剤が治療の主体になります。
ホルモン療法には大きく分けて2つのやり方があります。ひとつは血液中や組織中のエストロゲンの濃度を下げる方法です。もう一つはエストロゲン自体はそのままにし、エストロゲンが作用するのに必須のホルモン受容体をブロックして、エストロゲンの働きを阻止する方法です。
ホルモン受容体は手術で切除したガンの主病巣や針生検で採取したがんの病巣から調べます。
エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体を検査し、このどちらかが陽性と判断されればそのガンはホルモン受容体陽性といわれます。
投与法
ホルモン剤にはいくつかの種類があり、皮下注射と経口薬があります。投与期間については5年が最もよいとされていますが、医師によって違いがあるようです。
副作用
顔のほてり・膣からのおりもの、子宮体ガンの発生が5年間の投与で約4割に増加します(1%以下の発生頻度で治りやすいものが多い)不正出血が続けば婦人科を受診しましょう。
その他、血栓症がおこることがある(脳血栓・静脈血栓など起こしたことのある人は検査を)、角膜混濁・白内障がおこることがある、抑うつ症状があらわれ気分がふさぎやすくなることがあります。

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