☆ 色の配色 Ⅱ☆




角度による配色


★アイデンティティー
同じ色相内で配色することを、アイデンティティー(同一)といいます。

静かでおとなしい感じになります。





★アナロジー
色相環で隣りあった色同士を組み合わせる配色を、アナロジー(類似)といいます。

柔らかいイメージに仕上がります。





★インターミディエート
色相環でいうと90度の位置にある色同士を組み合わせる配色を、
インターミディエート(中差)
といいます。

中程度のコントラストをつけたい時に使います。





★コンプリメンタリー
色相環でちょうど反対側に位置する色同士を組み合わせる配色を、
コンプリメンタリー(補色)といいます。

力強い中にもバランスのとれた配色となります。





★トライアッド
色相環を3等分する位置にある3色を組み合わせる配色を、
トライアッド(3色配色)
といいます。

変化に富んだ中にも、バランスのとれた配色となります。





★スプリッドコンプリメンタリー
補色の両隣りの色を使った3色の配色を、
スプリットコンプリメンタリー(隣接補色)
といいます。

コンプリメンタリーの関係よりも調和がとれたものになります。





★テトラッド
色相環を4等分した位置にある4色を組み合わせる配色を、
テトラッド(
4色配色)といいます。

2組のコンプリメンタリーの組み合わせなので、カラフルで表情豊かな配色となります。





「配色の構成要素」

配色
とは2色以上を用いて構成する色の組み合わせのことです。

私達の周りにたくさん適用されており、例として環境色彩デザイン、建築、インテリア、
設備機器、生活用品からポスターのグラフィックに至るまであげられます。

配色を考えるには、対象の面積と用途などを考慮しなければなりませんが、
どんな分野にしても配色の構成要素には共通した法則性があります。

それらは配色を選ぶ際に必要な知識で、主に面積に比例します。


①基調色(ベースカラー)
一般に配色の対象となる部位で、もっとも大きい面積の部分を占める色で、
地色や背景色となりやすく、全体色調の中ではもっとも抑えた色の場合が多い。

②主調色(ドミナントカラー
用いられる配色中でもっとも出現頻度の高い、又は大きい面積を占める色は、
全体の色調に影響を及ぼし、同系色や類似色と同化しやすく、主調色となりやすい。
また統一感のある印象をを与える。

③従属色(アソートカラー)
主調色に次いで面積比の大きい、出現頻度の高い色で、通常主調色を補佐する役割をもつ。
この場合、同一、類似、対比、補色などの関係が出てくる。

④強調色(アクセントカラー)
面積的にはもっとも小さく取り扱われるが、配色の中でもっとも目立つポイント色で、
全体色調を引き締めたり、視点を集中させる効果がある。