☆ 色のイメージ Ⅱ☆




★やわらかい色

明度が高く、彩度が少し低めの色が中心です。
触れるとふわっとしているような、肌触りの良さそうな色達です。

★かたい色

明度が低く、彩度も低めの色が中心です。
あたると痛そう、重たそうな感じがします。

★よわい色


明度が高く、彩度が低めの色が中心です。
穏やかで、落ち着いた感じで、やすらぎやリラックス感があります。

★強い色

明度が低く、彩度は高めの色が中心です。
情熱的で力強い、ダイナミックな印象で、刺激的でもあります。

★地味な色


明度が低く、彩度も低い色が中心です。

暗く陰気な感じのする反面、渋さ、粋な雰囲気も合わせ持っています。

★派手な色

明度がやや高く、彩度は高い色が中心です。
とにかく目立つ、やりすぎると下品になってしまう色達ですが、ポスターなどには効果的です。

★あたたかい色

       

★寒い色
      

「色温度」
によって体感温度が変わります。
寒いときに使うひざ掛けが橙色と青色なら(個人的な好みはありますが)、
やはり暖かく感じる、橙色ののひざ掛けを選ぶ人が多いようです。

★色の重さ


色の重さは感覚なので人によって違うイメージを持つ人がいるでしょうが、
一般的には明度の高い色ほど軽く感じ、明度の低い色ほど重く感じます。

例えば、紺のブラウスに白のスカートよりも、白のブラウスに紺のスカートの方が重い色が下になり、
重心が下に感じられるため安定感が出るわけです。


★色の距離

進出色(膨張色)
→暖色系、高明度、高彩度の色
   

後退色(収縮色)→寒色系、低明度、低彩度の色
   

暖色系の色は、大きく膨張して見えるため、
膨張色ともいわれています。
反対に、寒色系の色は、小さく収縮して見えるため、
収縮色ともいわれています。

色相・明度・彩度の3つが指定されているため、限られた色になってきます。


例えば、鮮やかな赤色の車と、くすんだ紺色の車では同じ車間距離をとったつもりでも、
鮮やかな赤色は近くに感じられるから長めに、くすんだ紺色は遠くに感じられるため
短めにとってしまうのです。

同じようにインテリアの配色で部屋の見た目の広さを工夫できます。

★色の面積効果

有彩色は、面積が大きくなるほど高彩度化したより鮮やかに見えます。

これが「色の面積効果」です。

この現象は色を見る距離には関係はなく、視野で対象が占める広さにかかわって生じます。
対象が視野に広い面積を占めるほど彩度は上がって見えるが、
その範囲を超えると返って彩度の低下が認められます。

同じ色でも大きな面積で使うと小さい色のカードで見ていたときよりもずっと強い色に変わります。

手元の見本帳だけで壁面のような大きい面積の色をうっかり決めると、思っていたより
違う色に感じられることがよくあります。

        
  
★色の時間

暖色系
→時間が長く感じられる。
寒色系→時間が短く感じられる。

例えば、待合室ならば寒色系を使えば待ち時間が多少気にならなくなるでしょうし、
ラーメン屋などは、暖色系にした方がお客さんの回転率が上がるでしょう。